映画『ようこそ南相馬へ 悠久の風吹くまち

震災前の南相馬の素顔が詰まったシアター映画
 
 本映画は、平成21年度から撮影を開始し、当初は平成23年4月から上映予定だったものです。しかし、上映直前の平成23年3月、震災と原発事故により、南相馬市は大きく様変わりしてしまいました。皮肉にも、この映画は震災直前の南相馬を伝える、貴重な記録映画となってしまいました。
 この映画には、震災前の南相馬の素顔が詰まっています。悠久の南相馬の歴史・自然、人々の営みを、大画面と7.1チャンネルサウンドでご覧いただき、ふるさと南相馬を再発見してください。

上映時間:20分間
上映時刻:9時30分から16時まで、30分ごとに上映

 

 

 

 
映画撮影のひとコマ(平成21年度)

▲春の桜平山

▲小高区文化祭

▲市内小学校での卒業式

 



映画ナレーション担当 斉藤暁さんからのメッセージ
 本映画は、震災後の平成23年11月から上映を開始しました。開始にあたって、ナレーションを担当した俳優・斉藤暁さんから、市民のみなさまへ下記のメッセージをいただきました。

南相馬市のみなさまへ

 南相馬市の紹介映画『悠久の風吹くまち』のナレーションを担当させていただきました斉藤暁です。
 まず、このたびの東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
 新作の映画『悠久の風吹くまち』との縁は、郡山生まれの私が同じ福島県出身ということでナレーターに起用していただき生まれたものです。本来、博物館で今年4月上映開始予定が震災の影響で延期されていたものが、この度の博物館再開により待ち遠しかった上映に漕ぎ着けたと聞いた時には、ナレーター役の私には何より喜ばしく、つい“良かった”と声を挙げていました。
 この映画の上映開始が、南相馬市が徐々に日常を取り戻す過程のひとつの出来事として歓迎されるとを願っています。

 


▲ナレーターの俳優・斉藤暁さん

 『躍る大捜査線』『科捜研の女』などのドラマをはじめ、バラエティ番組などでも活躍中です。

相馬野馬追をはじめ多様な伝統文化の息づきや山・川・海などの美しい自然の広がりが、迫力ある美しい映像で次々にスクリーンに展開し、ダイナミックな7.1チャンネルのサウンドとともに大型画面から“すばらしい町南相馬市”を皆さまの心に伝えてゆくことを期待しています。
 震災と原発事故という悲劇により一変した町の風景をさまざまな報道を通じ見聞きするにつけ、皆さまがどれ程お辛い思いをしているだろうかと、同郷の私もとても心を痛めていました。
 この映画には、震災前に撮影された南相馬市の素顔が散りばめられています。残念なことに今となっては見ることができない風景もたくさん映し出されているはずです。厳しい現実の中にある皆さまが「かつての良きふるさとを取り戻したい」と勇気を湧きたたせ、少しでも明日の活力・希望としてこの映画のシーンひとつずつを感じとっていただければ、ナレーションを仰せつかった役者として、とてもうれしく思います。
 この映画タイトルのように南相馬市に悠久の風が吹き、生き生きとした人々の営みが復活し、すばらしい町に早く戻れますよう、子どもたちをはじめ市民の皆さま全員に笑顔が戻りますよう、心から願っています。
 南相馬市の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
 がんばっぺ南相馬!

平成23年11月1日 斉藤 暁