福島県 南相馬市
文字の大きさ
ホームサイトマップEnglish Chinese Korea
手続き環境健康・医療福祉教育・文化産業・まちづくり市政情報施設案内
 
現在位置:HOMEから健康・医療の中の救急シンポジウム
 
救急医療シンポジウム概要

 平成23年2月17日、サンライフ南相馬において「救急医療シンポジウム」を開催しました。
 今回のシンポジウムでは、実際に救急医療の現場を担う医師及び救急隊員からそれぞれの問題点を報告いただき、会場の皆様とともにより良い救急医療について考えました。

● 座長
   南相馬市地域医療在り方検討委員会
   委員長 標葉 隆三郎



● 第一部 報告者及び内容
 1  「相双地区の医療の現状と課題について」
    相馬地方病院群輪番制協議会 会長
    (小野田病院 院長)  菊地 安徳 


 
 2 
 「相双地区におけるTPA(血栓溶解剤)の利用率について」
    市立総合病院 副院長 及川友好 



 3  
「救急現況(病院前救護体制の現状)について」
    相馬地方広域消防本部 救急係長 小谷津 芳秀   
  

● 第二部 質疑応答、意見交換
  第二部では、会場の皆様からの質問を受け、各シンポジストから意見をいただきました。


 主な質疑内容は次のとおりです。

◇ 輪番協議会における救急患者の対応について

Q:
夜間、輪番協議会で救急患者を対応するという事は認識していましたが、今現在、現実的に機能しているのかというと疑問です。輪番であっても専門外、対応不可と断られるケースが多いと感じます。早急な改善策をお願いします。当直する医師末端まで話が伝わっているかも疑問です。

A:(菊地先生)輪番制協議会の中にも在り方検討会があり、輪番をどのようにするかの協議を行っています。検討会では、一時、輪番の当番日には各病院頑張って医師を複数配置し、救急を全部診ようという話もありましたが、実際、これを病院で取り組むとなると病院ではできないので、現在は輪番当番日であっても医師1人体制となっています。
 
今、私たちができることは、輪番当番日にはなるべく断らないようにしましょう。その方策として、以前は、救急隊と医師との連絡の際、看護師や電話交換が間に入っていたが、これを全て救急隊から医師へ直接連絡を繋げるようにし、救急隊と医師が直接話しができるようにしました。これにより、受け入れ拒否は以前に比べれば減っていると思います。今のところの取り組みになります。
 (標葉先生)
なお、輪番に加入している病院が、200床以下の病院なので、オールマイティになっていない現状があります。
 (及川先生)オールマイティ
にするには500床必要です。なぜかというとICUを持つ必要があるからです。この地域に500床の病院があって基幹病院として機能していただくと輪番が機能します。今、輪番の問題となっているのは、患者さんを受け入れることができないという問題と、もし、受入れることができた場合、どこの病院に搬送するかという問題の2つの問題があります。つまり、最初の初期トリアージといいますが、自分のところで患者さんを全部受入れても良いのですが、受入れた患者さんを次どこに搬送するのかという問題が残っています。この地域では核となる病院がないので、なかなか次の病院への搬送が困難となっています。そうすると自分で受けても責任が持てないのではないか。という考えから輪番であっても救急搬送を断るケースがあります。このようなことから一概に輪番なので全部受けなければならないということは残念なことにこの地域では成り立っていないのです。ただし、市民の皆様の側に立ってご意見を述べられれば、それはおかしい。やはり輪番なのだから、まずは全部受入れてくれ、これは救急側からも同様だと思います。ただ、今ほど述べたように、全てが受入れた病院に責任がかかるので、責任が取れない病院があることを市民の皆様に知っていただき、また、我々医療者は、そうならないようにこれからこの地域を良くしていかなければと考えている。



◇ 初期救急医療について

Q:
初期救急を受入れてくださる先生の協力として、開業医の先生方にご協力いただくことは可能でしょうか。

A:(菊地先生)もし、初期救急を分けるとなれば、どのような形で分けるか分かりませんが、私個人としては、現在、夜間小児救急で医師会の先生方が頑張っていただいている。それと同様の形でお手伝いいただければと思う。もちろん病院が手を出さないわけではないが、病院が二次救急、三次救急のより重症な患者を診れるような体制を割り振りいただくと助かる。


◇ 夜間の診療について

Q:夜間、診療担当のとき、どのくらいの患者さんを診ていますか。

A:(菊地先生)病院により人数は違うと思いますが、1年間の救急搬送を見ると渡辺病院、総合病院は年間700人〜800人の患者さんを診ていて、私の病院はその半分ぐらいです。
 (標葉先生)渡辺病院の場合、当直時に救急車4台とその他10人ぐらいの急患が来て、30分に1回は起こされます。


◇ 
小高病院と総合病院の統合

Q:小高病院と総合病院が合併すれば、この地域の医療は良くなるのでしょうか。


A:(及川先生)小高病院をどうするかという難しい問題があります。まず、市民の皆様に知っていただきたいことが一つあります。今は病院のベッド数を増やすということは、お金を出してベッド数を増やすことはできないのです。国は、全国の病院のベッド数を増やしませんから、どこかの潰れた病院を買ってくるか、今ある病院を合併するしかないのです。我々がベッド数を増やすことはできません。ですので、小高病院の合併する話はここからでているのです。もし、市立病院が合併すれば必ず良くなります。間違いないです。色々な面で良くなります。まず、大学が病院を見る目が変わり医者が増えるでしょう。パレメディカルが増え、急患に対し迅速な対応ができます。もう一つは、臨床研修医が来てくれる可能性がでてきます。今、200床の病院で誰も来てくれません。医者に成り立ての先生方は、ラージボリューム・ホスピタルと言って、大きな病院で沢山症例がある病院に行きたいのです。小さい病院には来ないのです。ですから医師を呼ぶためにも、ぜひ病院のベッド数を増やさなければならないのです。


◎このページに関するお問い合わせ窓口はこちらです。

    【問合せ】
    〒975-0011
    南相馬市原町区小川町322−1
    南相馬市役所
    健康づくり課健康企画係
    電 話 0244-23-3680
      F A X  0244-23-4525
    E-mail kenkodukuri@city.minamisoma.lg.jp


このウェブサイトについて - リンク・著作権 - プライバシー・ポリシー - ホームページへの意見
Copyright (C) 2005 Minamisoma city. All Rights Reserved.