平成29年度

4月29日
(土曜日・祝日)
から
6月18日
(日曜日)

博物館収蔵資料展2017

 南相馬市博物館は、平成7年の開館から22年目を迎えます。これまで南相馬市及び周辺地域の自然・考古・歴史・民俗そして野馬追に関わる資料を収集し、約3万9千点となりました。今回、市民の皆さんからご寄贈いただいた資料をはじめ、これまで紹介する機会が少なかった自然・歴史・民俗・野馬追・美術に関する資料を紹介します。

博物館収蔵資料展2017

7月1日
(土曜日)
から
8月20日
(日曜日)

武士(もののふ)の備え

 江戸時代の野馬追は、中村藩領の繁栄・安寧を祈願する神聖な行事として続いてきました。その一方で、藩の軍制に基づき「備(そなえ:部隊)」を編成し、軍学を応用しながら野馬追を追う、武芸鍛錬の場という要素も兼ね備えていました。

 ここでは、近年確認された野馬追絵図に描かれた、部隊としての「備」、野馬追に際して「備えた」武具類、有事の「備え」として日頃から鍛錬した武芸など、相馬の武士たちの“備え”をテーマに紹介します。

武士(もののふ)の備え

9月2日
(土曜日)
から
10月22日
(日曜日)

被災地の海に生きるーわたしたちの海、これまでの歩み、いま。そして未来―(仮)

 東日本大震災・原発事故から6年が過ぎ、市内の沿岸域では防潮堤や保安林を復旧するための工事が進行しています。しかし、これにより震災後、復活したり定着した海岸植生や生物、当市の海岸風景は大きく姿を替えることとなりました。また、復興のために必要な開発や、原発事故による住民の避難によって、海とつながりを持ってきた当市の海の民俗や文化は壊滅的となりました。

 今回の展示では、震災後の南相馬の海辺で確認した生物について展示します。また、それとあわせ、震災以前に当市の海の恵みを受け脈々と伝わってきた海辺の民俗についても紹介します。

 震災と原発事故により人々がふるさとの海から遠ざけられている今、当市に続いてきた海辺の暮らし・自然を見つめ直し、ふるさとの復興、再出発につなげられるものとします。

11月3日
(金曜日・祝日)
から
12月3日
(日曜日)

東北の押し葉標本展

 東北植物研究会は東北地方の植物に関する分類・植生・生態学的な研究を行っている団体です。本団体は学術団体ではあるものの構成する会員のほとんどはアマチュア、つまり一般市民です。例年東北各地の博物館でその年の成果発表を行っており、それに付随して会員の収集した植物標本(押し葉標本)の展示会を開催しています。

 本展示の企画では「東北の津波浸水域で発見された植物」というテーマを中心に、標本・写真・生態などを展示します。東北地方の豊かな自然に残されている未知の不思議や時間とともに移り変わる自然の風景を「市民の目で観察し、記録していくこと」の面白さ・大切さを感じ取れる場とします。

12月23日
(土曜日・祝日)
から
2月25日
(日曜日)

日本の凧 ~大橋新コレクション展~(仮)

 お正月には凧揚げ・羽根つき・コマ回しなど昔から親しまれてきた独特の遊びがあり、普段は忙しくて相手にしてくれない大人でも一緒に遊んでくれるのは、お正月ならではの楽しみでした。凧揚げは遊びだけでなく、男児の初誕生の祝い、豊作祈願、歳占いなどの意味をもつものもあります。凧揚げの季節も正月だけでなく3月や5月の節供に凧揚げする地方もあります。凧揚げは江戸時代中期には江戸に凧専門店が現れるなど、子供から大人まで流行し、大型の凧や華美な凧などが次々に現れました。凧の流行は江戸だけでなく、全国に広まり、地方色の豊かな郷土凧が生まれました。

 しかし、日本中に親しまれてきた凧揚げも、現代になると交通量の増加、電線の架設、高層建築の増加で難しくなりました。

 当館では、平成28年に鹿島区出身の凧収集家大橋新氏から日本全国をほぼ網羅した凧とアジアの凧など、380点に及ぶコレクションの寄贈を受けました。この中には希少な凧や現在では廃絶して入手困難な凧が多く、凧職人の姿も記録されていて貴重です。

 今回はこれらの凧と職人の姿、凧揚げを描いた浮世絵を展示し、各地の特色ある凧と凧職人の技、凧揚げの文化と魅力を紹介します。