市長への手紙「寄贈図書の活用について」
匿名(男性)
1999年に亡父の蔵書を6,000冊、地図数百枚を市に寄贈しました。誰もが読むような種類の図書ばかりではないようなので、一度図書館に登録され、それが他の図書館のように公開されれば、市外の人々や諸教育機関等々にも広く活用されるのではと。はじめは、旧文化会館で公開活用されておりました。文化会館が解体された後は、小高区福浦幼稚園に箱詰めで保管されているとのこと。きちんと保管されているのかと、大変心配しております。先日、市の担当者が仰るには、図書館への入庫ではなく文化財的資料としての活用の仕方を検討中とのことを聞きまして、非常に驚いた次第であります。時もだいぶ経っております。父の遺志でもあり、早期に新図書館でのご活用を改めてお願い申し上げます。
回答
寄贈された資料については、市で管理し、これまで刊行してきた『原町市史』に活用させていただいたところであり、改めて感謝申し上げます。
また、旧市民文化センター3階に設置していた当該文庫については、震災後、小高区福浦幼稚園に移設し、確認作業を行い、現在は一目でわかるように整理したうえで、保管しております。
市に寄贈いただきました貴重な資料については、資料の劣化も進んでいるため、中央図書館においては、市民及び一般の人々の利用に供することが困難な状態であると判断しています。
このため、当該資料については文化財的資料として活用することを念頭に準備を進めております。
具体的には、蔵書目録リストだけでも、市博物館ホームページでの公開に向けて、引き続き作業を進めて参りますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。
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更新日:2018年12月25日