【鷺内(さぎうち)遺跡 3000年前のクルミかご】オンラインギャラリートーク②

更新日:2021年05月28日

製塩土器の口縁部が並べられた展示

『鷺内遺跡ってどこ?』

南相馬市の方でも、鷺内(さぎうち)といっても、どこにあるのかわからない方も多いと思います。鷺内遺跡は、南相馬市の北部地域、鹿島区にあり、JR鹿島駅の西側、現在は相馬支援学校が建設されています。地形の特徴としては、真野川と上真野川の合流地点の低地部にあり、水辺の遺跡ということができるでしょう。

鷺内遺跡の調査(2017〜18)の前の2013年、東日本大震災の復興事業として災害公営住宅建設に伴い、鷺内遺跡の隣の中才(なかさい)遺跡で発掘調査が行われました。

この調査では、鷺内遺跡と同じ水が湧く、溜まる穴が確認されただけではなく、塩づくりに使われた製塩土器が多量に出土しました。

海岸から離れた場所で塩づくり?って疑問に思う方も多いでしょう。

このことは、まだ、研究として結論が出ているわけではありません。さまざまな研究者が実験や、土器の細かい観察をして、縄文時代の複雑な塩づくりを探ろうとしているところです。中才遺跡の製塩土器はその研究におおいに役立つ貴重な資料といえます。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 文化財課 文化財係


〒975-0062
福島県南相馬市原町区本陣前1-70(文化財整理室)


電話:0244-24-5284
ファクス:0244-24-1288
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