【鷺内(さぎうち)遺跡 3000年前のクルミかご】オンラインギャラリートーク⑦
『クルミかごの復元』
クルミかごの発見は、2018年に新聞等で大きく報道されました。この発見は縄文時代の研究者だけではなく、現在の竹細工に携わる方やバスケタリー作家などにも広く知れわたったようです。
栃木県の那須篠工芸研究会の鈴木俊策さんは、このクルミかごを見て、細かく観察し、復元品を作成してくださいました。この復元品からは、出土品からは知ることが難しい、質感、丈夫さなどが感じ取れます。また、このような復元製作は、縄文時代のかごづくりを知るためにはとても重要な取り組みです。
実際に復元すると、縄文時代の技術の巧みさ、かごづくりの難しさ、素材の選び方など、気づかなかったことを発見することができます。
なお、復元品にクルミを入れたところ、680個、重さにして5.9キログラムのクルミが入ることがわかりました。
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更新日:2021年06月02日