万葉の里風力発電所のご紹介

更新日:2018年12月25日

青空の中4基の風力発電機が稼働している写真
  • 風力発電の概要
  • 事業経過
  • 風力発電の仕組み
  • 環境影響評価結果
  • 風力発電設備の建設

風力発電所の概要

事業者名

株式会社南相馬サステナジー

発電名称

万葉の里風力発電所

事業目的

電力の供給と地域共存型及び環境負荷の少ない風力発電を導入促進することにより、地球温暖化防止及び地域活性化に貢献する。

発電所出力

9,400キロワット(2,350キロワット×4基)

総事業費

3,247百万円

風車設置場所

  • 南相馬市鹿島区南海老
  • 北右田
  • 南右田地区

風車

ドイツ・エネルコン社製 E-92

ブレード直径

92メートル

ブレード数

3枚

ハブ高さ

85メートル

発電方式

多極同期発電機+可変速インバータ

制御方法

ピッチ制御

 定格出力

2,350キロワット

 発電開始風速

毎秒3.0メートル

発電停止風速

毎秒25メートル

風車イメージ

風車イメージイラスト

発電所設備の配置

発電所設備の配置図イラスト

事業運営スキーム

事業運営スキームイラスト

事業経過

事業経過年表
年月 概要
平成23年11月 南相馬市鹿島区南右田地区において風況観測を開始
平成24年8月 対象事業実施区域周辺における動植物現況調査を開始
平成24年9月 南相馬市へ事業計画書を提出
平成25年6月11日 第二種事業の概要等の届出に対する判定通知(経産省)
(注意)環境影響評価法の規定による手続が不要である旨通知
平成25年6月14日 SPC(南相馬風力発電株式会社)設立
平成25年7月1日 県条例アセス適用除外通知(県から市、事業者)
平成25年7月11日 県へ要綱に基づく特定環境影響評価審査書を提出
平成25年8月1日 特定環境影響評価審査書の判定結果及び意見(県から事業者)
平成25年11月28日 特定環境影響評価書の知事意見(県から事業者)
平成26年7月14日 経済産業大臣の設備認定
平成27年6月 復興整備協議会(復興整備計画に風力発電事業を記載) 
  • 【市】保安林解除(防潮・保健)部分の分筆、公有財産異動
  • 【県】保安林解除手続(約9か月)
平成29年4月 土地賃貸借契約・地域貢献協定書締結
工事着工(造成、基礎、送電線、変電所、風車設置、系統連系)
平成30年3月 運転開始予定(事業開始から20年間)

風力発電の仕組み

風力発電の仕組みを表したイラスト
風力発電の仕組み
構成要素 概要 
ローター系(ブレード) 回転羽根、翼
ローター系(ロータ軸) ブレードの回転軸
ローター系(ハブ) ブレードの付け根をロータ軸に連結する部分
伝達系(主軸) ロータを回転を発電機に伝達する
伝達系(増幅機) ロータの回転数を発電に必要な回転数に増速する歯車(ギア)装置(増幅機のない直結ドライブもある)
電気系(発電機) 回転エネルギーを電気エネルギーに変換する
電気系(電力変換装置) 直流、交流を変換する装置(インバータ、コンバータ)
電気系(変圧器) 系統から電気、系統への電気の電圧を変換する装置
電気系(系統連系保護装置) 風力発電システムの異常、系統事故時等に設備を系統から切り離し、系統側の損傷を防ぐ保護装置
運転・制御系(出力制御) 風力出力を制御するピッチ制御あるいはストール制御
運転・制御系(ヨー制御) ロータの向きを風向に追従させる
運転・制御系(ブレーキ装置) 台風時、点検時等にロータを停止させる
運転・制御系(風向・風速計) 出力制御、ヨー制御に使用されナセル上に設置される
運転・制御系(運転監視装置) 風車の運転/停止・監視・記録を行う
支持・構造系(ナセル) 伝達軸、増速機、発電機等を収納する部分
支持・構造系(タワー) ロータ、ナセルを支える部分
支持・構造系(基礎) タワーを支える基礎部分

 (出典:NEDO 再生可能エネルギー白書)

環境影響評価結果の内容

騒音

 現状の騒音レベルに変化は見られず、全体的に騒音の影響は少ない。

低周波

超低周波音は、間隔閾値(人間が感じることのできるレベル)を20デジベル以上下回り、20ヘルツ以上の可聴域を含む低周波音は、聞こえても気になりにくいレベルとなっている。

電波障害

 障害の発生する可能性は低く、障害が発生した場合には、適切な受信対策を講ずれば、風力発電の稼働によるテレビジョン電波への影響は低減できる。

動物

 希少猛禽類は、採餌環境の一部が減少又は変化する可能性はあるものの、周辺にも同様の環境が広がっていることから、その程度は小さいものと予測。また騒音による狩場の悪化については、風車から300~500メートル程度離れれば、現況とほぼ同じ騒音レベルとなること及び既往知見から時間経過とともに騒音への慣れもあり、影響は少ない。

植物

 土地改変面積が少ないことにより、その影響は小さいものと予測。また、適切な環境保全を行うことにより、植物への環境影響はさらに低減される。

風力発電設備の建設

風車の輸送

ドイツから相馬港へ船で輸送

ドイツから相馬港へ船で輸送

荷揚げ・タワー

相馬港でトレーラーへ荷揚げ

相馬港でトレーラーへ荷揚げ

荷揚げ・ブレード

回転羽根部分を船からトラックへと荷揚げしている写真

夜間運搬(1)

夜間相馬港から国道6号線で現地に輸送している写真

夜間運搬(2)

ブレード(羽)の長さが45メートルなので50メートル以上のトレーラーで夜間に運搬している写真

基礎設置

現場に基礎設置をした写真

タワー据付

クレーン車を使い風力発電機のタワーを据付ている写真
クレーン車を使いタワーを据付している写真

羽根据付(1)

青空の元、据付られた風力発電機のタワーに羽根を取り付ける作業の写真
くもり空の中クレーン車を使い羽根を持ち上げ、タワーに羽根を据付作業をしている途中の写真

羽根据付(2)

100m以上のクレーンでタワーを積み上げ、最後に地上で組み上げた羽根を設置している写真

羽根据付(3)(完成)

据付られたタワーに羽根を据付ける為、クレーン車で持ち上げている写真
タワーに羽根が据付られた瞬間の写真
この記事に関するお問い合わせ先

市民生活部 環境政策課 脱炭素社会推進係

〒975-8686
福島県南相馬市原町区本町二丁目27(西庁舎1階)

直通電話:0244-24-5248
ファクス:0244-24-5347
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