平成25年度 第6回小高区地域協議会
地域協議会委員による視察研修を行いました。
研修日程
平成25年10月6日(日曜日)~7日(月曜日)
研修先及び研修内容
1日目(10月6日) 北条地区コミュニティ振興協議会(新潟県柏崎市)
- 住民避難により喪失しつつある住民コミュニティの再構築につなげるため、震災被害後の住民ネットワークづくりによる地域防災力強化の取り組みを研修しました。
北条地区コミュニティ振興協議会
新潟県柏崎市の北条地区は、平成16年の中越地震により住宅など損壊被害、上下水道破断、道路陥没などで被災者の救護や炊き出しなどが遅れた。
平成18年春、その教訓から「北条地区コミュニティ振興協議会」は全町内会で自主防災組織を立ち上げ、災害に備えた組織づくりを進めてきた結果、平成19年に中越沖地震では、地震発生から2時間後には地区内の被害状況を全て把握し、消防や行政への支援要請などがスムーズに行われた。
平成22年、2度の被災体験を生かした地域防災力向上の取り組みが評価され「防災功労者内閣大臣表彰」を受賞している。
講師 江尻東磨(えじりあずま) 氏
(北条地区コミュニティ振興協議会 会長)
講義を受ける委員の皆さん
2日目(10月7日) おぢや震災ミュージアム「そなえ館」(新潟県小千谷市)
- 震災記憶の風化をさせない方策を考えるため、震災の記録や教訓を伝えていく施設を視察しました。
- 避難者の受け入れや人員・物資支援など、震災直後からの援助の絆から始まった支え合う関係を生かした交流を深めるため、本市と災害時相互援助協定を締結した小千谷市長を訪問し、あわせて、これまでの支援について御礼を申し上げました。
おぢや震災ミュージアム「そなえ館」
直下型、震度7の大地震が新潟県中越地方を襲ったその時、被災地では何がおこっていたのか?
おぢや震災ミュージアム「そなえ館」では、地震発生から3時間、3日、3ヶ月、3年と復興までの歳月をたどりながら疑似体験し、当時の人々が体験した体験談や教訓を学ぶことができる。また、これらの体験を通じて、いざという時に、どんな「そなえ」が必要なのかを深く考えることができる施設である。
なお、この施設が所在する新潟県小千谷市は、平成24年12月25日に本市と災害時相互援助協定を締結している。
講師 「語り部」風間久司さん
「そなえ館」展示より
ビニールハウスを使った避難場所
谷井靖夫小千谷市長と委員の皆さん
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更新日:2018年12月25日