市長への手紙「公共交通路線の確保、交通会社への陳情依頼」

更新日:2018年12月25日

(男性)

 東日本大震災、並びに東京電力原子力発電所事故により、東京地区と南相馬市を直接結ぶ公共交通路線が絶たれてしまいました。
 震災前では南相馬市(原町区)から東京方面へは常磐線特急、並びに新常磐交通が高速乗り合いバスを運行しており、首都圏との行き来に非常に便利でした。
 震災以降、鉄道は原発、津波で絶たれたままで、復旧の目処も立ちません。高速バス路線も同様に原発事故以来、いわき止まりとなり、非常に不便を強いられております。
 今年3月までは、相馬ライナーが運行されており、便利でしたが、高速ツアーバス事故で、法令が変わり、4月から運行が停止となりました。
よって、南相馬市市民が首都圏との交通の利便性が復活できますよう、政府並びにバス会社への陳情を行っていただき、南相馬市市民の時間的、金銭的な利便性を確保していただけますようお願いいたします。
 相馬ライナー廃止ですと、原町から福島まで路線バスで行き、新幹線利用しかありません。費用面、時間面を含めて非常に不便であり、東電事故による不利益そのものです。
 これらの損失は東電へ請求すら出来ませんし、移動時間がかかり、目に見えない負担です。是非、行政のお力添えで南相馬-東京間の直通バスが実現できますようお願いいたします。

市の回答

 東京圏との行き来については、原子力発電所事故等の影響により、JR常磐線、常磐自動車道、国道6号が不通になっていることから、以前に比べ非常に不便になっております。
 また、震災後運行していた南相馬―東京間の高速バス「相馬ライナー」についても、本年3月31日で運転を終了し、東京方面から南相馬市への直通の交通手段がなくなってしまったところであります。
 高速道路を使用した直通バスについては、現時点では、乗合バスと高速ツアーバスがありますが、本年8月からは、双方を一本化した「新高速乗合バス」の許可を受けることが必要になり、乗務員の配置基準の規制強化とともに、休憩仮眠施設、点検・整備設備が付随した車庫施設の設置及び東京圏へのバス停留所の常設が求められることになりました。
 このことを踏まえ、地元の乗合バス会社3社と、東京圏までの高速乗合バスの運行について協議してまいりましたが、3社とも乗務員が不足しており、現時点での運行は難しいとの回答を得ているところであります。なお、平成26年度から大きく遅れない時期の常磐自動車道の全線開通に向けては、地元の乗合バス会社2社が、高速バス運行について検討しているところです。
 今後も引き続き、関係機関と早期再開に向けて協議を行う考えでありますので、ご理解の程、よろしくお願いいたします。

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