名誉市民
名誉市民制度は、社会文化の興隆に尽くし、市民が郷土の誇りとして深く尊敬に値すると認める方の栄誉と功績をたたえ、市民の社会文化の振興に対する意識の高揚を図ることを目的としています。
称号は、市民または本市に縁故の深い方で、公共の福祉の増進、産業経済の発展、学術、技術、工芸など、広く社会文化の振興に貢献し、その功績が特に優れ、郷土の誇りとして市民等しく尊敬に値する方に贈り、その功績をたたえています。
奥村 晃三氏(おくむら こうぞう)
昭和10年、東京都浅草に生まれる。
6歳のときに相次いで両親を亡くされ、8歳のときに戦争の激化によって兄弟と共に伯母と義姉の実家のある旧鹿島町に移転しました。昭和33年3月までの15年間、幼少期から青年期までを過ごしました。昭和36年に福島大学を卒業され、同年大日本インキ製造株式会社(現在のDIC株式会社)に入社、平成10年には代表取締役社長に就任、その後も代表取締役会長、相談役として活躍されました。
- 平成17年 旭日重光章受章
- 平成21年 県外在住功労者知事表彰受賞
平成21年11月3日、名誉市民となる
故 小山田 惠氏(こやまだ けい)
昭和5年、鹿島町に生まれる。
東北大学医学部に進み、卒業後は医師として岩手県立中央病院に勤務し、平成元年同病院長に就任。胸部大動脈瘤の研究にて米国の特許を取得するなど胸部外科、心臓外科の権威。平成12年全国自治体病院協議会長に就任し、医学医療の進歩発展に貢献された。
- 岩手県立病院名誉院長
- 平成20年、旭日中綬章受章
平成17年1月7日、名誉市民となる(82歳で没す)
故 福島 近氏(ふくしま ちかし)
大正9年、鹿島町に生まれる。
昭和15年にブラジルへ渡り、絵を上永井正に学ぶ。レオナルドプリゾーラ現代美術大賞など受賞歴多数。具象主義、現代主義と評される独特の芸術を創り上げ、日本ブラジル美術展委員としてブラジル美術界振興発展に尽力された。
- 平成9年、在外邦人勲六等単光旭日章受章
平成17年1月7日、名誉市民となる(81歳で没す)
故 鎌田 伖喜氏(かまた ゆうき)
大正15年、鹿島町に生まれる。
昭和19年東京消防庁の前身である警視庁消防部に奉職し、東京消防庁の初代次長を務めるなど首都の防災に尽力。全国危険物安全協会連合会長など50年以上にわたり消防防災に尽力された。
- 平成8年、勲三等瑞宝章受章
平成10年1月7日、名誉市民となる(90歳で没す)
故 鈴木 重郎治氏(すずき じゅうろうじ)
明治43年、小高町に生まれる。
昭和26年、小高町議会議員に当選。以来、福島県議会議員、小高町長と36年の永きにわたり、小高町の発展に全身全霊を捧げられた。
- 小高町長4期、福島県議会議員2期、小高町議会議員3期、福島県町村会長
- 昭和62年、勲四等旭日小綬章受章
平成5年11月13日、名誉市民となる(87歳で没す)
故 今村 文明氏(いまむら ふみあき)
昭和24年、鹿島町に生まれる。
父の手ほどきのもと囲碁を始め、中学1年で初段、昭和55年には7段となり、各種大会に出場し、優勝多数。中でも世界アマチュア囲碁選手権大会では3度の優勝を誇り「日本の今村」として輝かしい成績を収める。
平成4年1月6日、名誉市民となる(74歳で没す)
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更新日:2024年06月14日