社会運動家杉山元治郎(すぎやまもとじろう)生誕140周年を迎えて
2025(令和7)年は、社会運動家杉山元治郎(すぎやまもとじろう)の生誕140周年の節目の年です。杉山は大阪出身ですが、東北学院神学部を卒業したのち、1910(明治43)年7月、24歳のときに小高教会に牧師として赴任し、自ら農業を営みながら農村伝道に努め、1918(大正7)年に小高教会を新築しました。また、私立小高農民高等学校を開設し、『農村経営の理想』などを出版しました。1920(大正9)年10月までの10年間という短い期間でしたが、この地域の農業発展に寄与しました。
杉山は、多くの農民が繁栄し喜ぶような解放運動が必要と考えるようになり、小高を離れて活動の場を広げました。全日本農民組合長、全国農民組合中央執行委員長を経て、1932(昭和7)年2月に全国労農大衆党より衆議院選挙に出馬、当選を果たしました。その後は、社会大衆党(大政翼賛会推せん)での当選だったため、敗戦により一時公職から追放されますが、1951(昭和26)年に再び衆議院議員になり、その後、副議長を務め、1963(昭和38)年11月に政界を引退するまで在職中、農村救済に尽力しました。
杉山の業績について広く知ってもらえるよう企画展を開催します。ぜひ、お越しください。
期間
令和7年7月29日から8月31日
(毎週月曜日、休館)
9時から17時まで
場所
埴谷・島尾記念文学資料館(小高生涯学習センター「浮舟文化会館」内)
展示内容
『土地と自由のために杉山元治郎伝』『農村経営の理想』他
その他
災害等により、期間の変更、または中止となる場合があります。
展示室内の撮影(デジタルカメラ・ビデオカメラ・携帯電話・スマートフォン・タブレット等による動画撮影を含む)は、他の来館者の迷惑になるので、ご遠慮願います。
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更新日:2025年07月15日