ミニテーマコーナー
市博物館では、常設展示室の一部を利用し、ミニテーマコーナーを設けています。
ミニテーマコーナーは、定期的に展示替えをしています。
婚礼の装い ―花嫁のすがた―
江戸時代後期、武家の女性は婚礼の際、白無垢、赤無垢、黒地の打掛の順に衣装替えをしました。同様に町人の婚礼でも三色の衣装を着替える「三つ揃い」の形式が取り入れられました。
明治時代には、「三つ重ね」という形式が広まりましたが、それは、三色の衣装を着替えるのではなく、重ね着するものでした。その後、しだいに白無垢と赤無垢が省略され、黒地の振袖のみを着用するのが主流となり、この形式は戦前まで続きました。
戦後になると、貸衣装が普及し、婚礼衣装をととのえる個人の経済的負担が軽減されたことで、再び白無垢や打掛を着用するようになっていきました。
本展示では、戦後、当地域で実際に使用されていた色打掛をはじめ、花嫁を彩ったきらびやかな髪飾りなどを紹介しています。

展示期間
令和7年2月1日(土曜日)から 4月30日(水曜日)
観覧料
ミニテーマコーナーの観覧には、観覧料が必要です。
料金は、観覧案内のページでご確認ください。
場所
南相馬市博物館 常設展示室
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更新日:2025年04月30日