令和5年度企画展「相馬重胤の下向と奥州相馬氏」

更新日:2023年11月06日

相馬重胤の下向と奥州相馬

奥州相馬氏は、桓武平氏の流れをくむ下総国相馬郡を治めた千葉氏の一族であり、千葉常胤の次男師常が「相馬」を名のったことからはじまったといわれています。その師常から数えて6代目にあたる相馬重胤が元亨年間(1321~1324)に奥州行方郡に下向して以降、奥州相馬氏は周辺地域に勢力を広げ、宇多・行方・標葉の3郡を支配下におきました。その後、関ケ原の合戦後に一度没収された領地を政治的交渉によって再び回復し、慶長16年(1611)中村城に本拠地を移したことにより中村藩が成立しました。それ以降、奥州相馬氏は一度も国替えをされることなく領主として明治の廃藩置県までこの地を治め続けました。

令和5年(2023)は相馬重胤が下向してからおよそ700年にあたります。この節目の年にあたる秋の企画展として、奥州相馬氏の歴史を伝えるさまざまな資料を展示します。

開催期間

令和5年11月3日(金曜日・祝日)から6年1月21日(日曜日)まで

企画展開催期間中、一部展示替えを行います(12月9日(土曜日)から)。

休館日

毎週月曜日

ただし、1月8日(月曜日・祝日)は開館。12月29日(金曜日)~1月3日(水曜日)、1月9日(火曜日)は閉館。

観覧料

一般:400円(350円) 高校生:200円(150円) 小・中学生:100円(80円)

(注意)観覧料には常設展観覧料を含みます。()は20人以上の団体料金。その他、料金についての詳細は観覧案内をご覧ください。

会期中の無料観覧日

  • 11月3日(金曜日・祝日)「東北文化の日」
  • 1月8日(月曜日・祝日)「成人の日」

関連イベント

講座「相馬重胤の下向と奥州相馬氏」(要申込)

その他イベント情報については「催し物」をご覧ください。

展示資料紹介

八幡大菩薩旗

(はち)(まん)(だい)()(さつ)((江戸時代) 相馬(たね)(しげ氏所蔵 市指定文化財

鎌倉時代、奥州合戦の活躍を認められて源頼朝から賜ったと伝えられる旗。原資料は戦火で焼失したが、江戸時代に作った複製が現在に伝わっています。
「奥相志」草稿
(おう)(そう)(」草稿 当館蔵

安政4年(1857)から藩の事業として始められ、(さい)(とう)(ひろ)(たかが編纂した中村藩の地誌「奥相志」の草稿(原稿)。この草稿をもとに清書された「奥相志」が藩主相馬家に献上されました。

相馬家系図(部分)

相馬家系図(部分、江戸時代) 相馬胤茂氏所蔵 市指定文化財

17世紀中ごろに作られた(かん)()(所蔵「相馬之系図」の写し。奥州相馬氏の初代とされる師常には「(そう)()(ちゃく)(りゅう)(そう)()()(ろう」と記されています。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 文化財課 博物館


〒975-0051
福島県南相馬市原町区牛来字出口194


電話:0244-23-6421
ファクス:0244-24-6933
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