介護保険制度について
介護保険制度とは
我が国は、20世紀後半から社会の急激な変化に伴う生活様式の向上、さらに医療保健分野の充実等により健康をめぐる環境が格段に向上し、その結果、世界一の長寿国家となりましたが、高齢化の進行から、介護の長期化・重度化が進む一方で、核家族化・高齢者のみ世帯の増加など、家族形態等介護を取り巻く環境も大きく変化しています。このような状況の中で、国民の老後の最大の不安要因である「介護」の問題を社会全体で支えていくために創設されたのが、平成12年4月にスタートした「介護保険制度」です。
介護保険制度では、一定の年齢に達した方に保険料を納めていただき、介護が必要になったときにサービスが受けられる仕組み(社会保険方式)となっています。利用者は受けたいサービスを自由に選択し、その事業者と契約を結ぶことで、総合的に利用することができます。
介護保険制度の運営主体(保険者)は、市町村です。南相馬市では、保険者として保険料の徴収、要介護認定、保険給付等の業務を行うとともに、市民の方々が安心して利用できるよう、サービス量の確保及びサービスの質の向上に努めています。
介護保険制度の財源
介護保険の給付にかかる費用(介護給付費)は、社会全体で支え合う仕組みになっており、財源構成は次のとおりです。
保険料 | 第1号被保険者 (65歳以上の方) |
23% |
---|---|---|
保険料 | 第2号被保険者 (40歳~64歳の方) |
27% |
公費 | 国 | 25% |
公費 | 福島県 | 12.5% |
公費 | 南相馬市 | 12.5% |
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更新日:2018年12月25日