乳幼児専用WBC(通称:ベビースキャン)による被ばく検診結果(令和5年4月~令和6年3月)
結果概要
1. 検査時期:令和5年4月から令和6年3月まで
2. 受診者:南相馬市民(6歳以下乳幼児)56人
3. 検査機器:キャンベラ社製乳幼児専用WBC:ベビースキャン(南相馬市立総合病院)
4. 検査結果の説明
今回検査を行った乳幼児56名全員から、放射性セシウムは検出されませんでした。
現在の南相馬市で生活を続けるうえで、慢性的な内部被ばくが非常に低く抑えられていることを示しています。
(検出限界は従来のWBCよりも低い50Bq/bodyです。)
屋外で過ごす時間が極端に少なすぎると、乳幼児のビタミンD不足により、骨の健全な成長が妨げられることがあります。
内部被ばくの原因として気になる食材
結果の総括
今回は、令和5年4月から令和6年3月末までの検査結果に基づいた南相馬市民の乳幼児内部被ばくのリスクについての委員会見解をご報告致します。
(1)現状では、どの乳幼児からも放射性セシウムは検出されておらず、通常の流通食品を食べる生活を続けていれば、内部被ばくは十分に低く抑えられることが判明していますが、依然として、水道水や地場産食品に不安を持つ方もいるため、今後も引き続き積極的な情報提供を行っていきます。
また、市の農産物検査結果や自家用消費食品などの検査結果は、市のホームページに掲載しております。
今後も各種放射線検査の実施や検査結果を市のホームページなどで公表し、市民の皆様へ確かな情報をお知らせするとともに、継続的なWBC検査、被ばくによる不安軽減につながるフォローを行ってまいります。
(2)南相馬市では、市民の健康を守るために、今後も内部被ばく検査をはじめとした事業を実施し、市民の内部被ばくを増やさないための活動を続けていきます。市民の皆様は、自分の健康を守るために積極的に受診してくださるようお願いします。
令和6年7月12日
南相馬市長 門馬和夫
南相馬市放射線健康対策委員会
委員長 京都大学名誉教授 渡邉正己
委員 東北大学名誉教授 馬場護
委員 公立大学法人福島県立医科大学放射線 坪倉正治
健康管理学講座主任教授
委員 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
量子生命・医学部門 放射線医学研究所
放射線規制科学研究部診療標準化グループ
グループリーダー 熊谷敦史
- この記事に関するお問い合わせ先
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健康福祉部 健康づくり課 放射線健康係
〒979-2102
福島県南相馬市小高区小高字金谷前84(小高保健福祉センター)直通電話:0244-44-2121
ファクス:0244-44-2123
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更新日:2024年08月20日