乳幼児専用WBC(通称:ベビースキャン)による被ばく検診結果(平成26年7月22日~平成27年3月31日)

更新日:2019年02月05日

結果概要

1.検査時期

平成26年7月22日から平成27年3月31日

2.受診者

南相馬市民 (6歳以下乳幼児) 856人

3.検査機器

キャンベラ社製乳幼児専用ホールボディカウンター 通称:ベビースキャン(検査機関:南相馬市立総合病院)

4.検査結果

今回検査を行った、乳幼児856名全員からは、放射性セシウムは検出されませんでした。

今現在の南相馬市で生活を続ける上で、慢性的な内部被ばくが非常に低く抑えられていることを示しています。
(検出限界は従来のホールボディカウンターよりも低い 一人当たり50ベクレルです。)

 市では、各種放射線検査の拡充、食品検査結果の迅速な公表・注意勧告に努めるとともに、継続的なホールボディカウンター検査、初期の被ばくに対する健康フォローの強化を行って行きたいと考えております。

南相馬市長 桜井 勝延

南相馬市放射線健康対策委員会

委員長 京都大学名誉教授 渡邉 正己

委員 南相馬市立総合病院院長   金澤 幸夫

委員 東京工業大学放射線総合センター助教  富田 悟

委員 東京大学医科学研究所研究員   坪倉 正治

図1-1 月別受診者数のグラフ
図1-2 性別受診者数と年齢別受診者率のグラフ
  1. 図1-1,1-2:検査は0~6歳の乳幼児を対象に行いました。男女比、年齢に偏りはありません。
図2 食べ物の調達方法のアンケート結果のグラフ
図3 使用する自宅の飲料と調理水の種類のアンケート結果のグラフ
  1. 図2、3:多くの方が、県内産を避け、ミネラルウォーターを使用されていることが分かりました。現状では、どの乳幼児からも放射性セシウムは検出されておらず、流通食品、検査済みの地元食品の汚染リスクは十分に低い状況が維持されていると考えられます。水に関しても同様です。市での農産物検査結果の概要は市のホームページ(農産物)に、自家用消費食品など検査結果は市のホームページ(自家用消費食品)に示しております。
図4-1 内部被ばくの原因として気になる食材のグラフ
図4-2 内部被ばくの原因として気になる食材のグラフの続きと塵やほこりの吸入についてのアンケート結果のグラフ
  1. 図4-1,4-2:不安度は年々低下傾向にあるものの、以前として多くの方が「とても気にしている」または「気にしている」という結果でした。
図5 内部被ばくについての検査継続希望アンケート結果のグラフ
  1. 図5:検査継続に関する希望も強く、今後も継続的な検査を行う予定です。
図6 両親が内部被ばく検診を受診しているかについてのアンケート結果のグラフ
この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 健康づくり課 放射線健康係


〒979-2102
福島県南相馬市小高区小高字金谷前84(小高保健福祉センター)


直通電話:0244-44-2121
ファクス:0244-44-2123
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