乳幼児専用WBC(通称:ベビースキャン)による被ばく検診結果(平成27年6月16日~平成28年2月16日)

更新日:2018年12月25日

結果概要

1.検査時期

平成27年6月16日から平成28年2月16日

2.受診者

南相馬市民 (6歳以下乳幼児) 720人

3.検査機器

キャンベラ社製乳幼児専用WBC 通称:ベビースキャン (南相馬市立総合病院)

4.検査結果

今回検査を行った、乳幼児720名全員からは、放射性セシウムは検出されませんでした。

今現在の南相馬市で生活を続ける上で、慢性的な内部被ばくが非常に低く抑えられていることを示しています。
(検出限界は従来のWBCよりも低い 一人当たり50ベクレルです。)

 アンケート結果から、依然として、水や食物に多くの方が不安を持っているようですが、現状では、どの乳幼児からも放射性セシウムは検出されておらず、流通食品、検査済みの地元食品の汚染リスクは十分に低い状況が維持されていると考えられます。水に関しても同様です。市の農産物検査結果や自家用消費食品など検査結果は市のホームページに掲載しております。
 今後も各種放射線検査の拡充、食品検査結果の迅速な公表に努め、座談会など様々な機会を通じ、市民の皆様へ確かな情報をお知らせするとともに、継続的なWBC検査、初期の被ばくに対する健康フォローの強化を行っていきたいと考えております。

南相馬市長 桜井 勝延

南相馬市放射線健康対策委員会

委員長 京都大学名誉教授 渡邉 正己

委員 南相馬市立総合病院院長   金澤 幸夫

委員 東京工業大学放射線総合センター助教  富田 悟

委員 東京大学医科学研究所研究員   坪倉 正治

図1 ベビースキャン受診者数のグラフと表組
図2-1 内部被ばくの原因として気になる食材のアンケート結果のグラフ
図2-2 内部被ばくの原因として気になる食材のグラフの続きと塵やほこりの吸入についてのアンケート結果のグラフ
  1. 図2-1,2-2:不安度は年々低下傾向にあるものの、子どもの年齢が低いこともあり、依然として多くの方が食材を気にしていることがわかります。
図3 食べ物の調達方法のアンケート結果のグラフ
  1. 図3:産地を選び、スーパー等で食材を購入している方の割合が多く、地物食材を使用している方の割合は少ない状況です。
図4 使用する自宅の飲料水と調理水の種類のアンケート結果のグラフ
  1. 図4:飲み水としてはミネラルウォーター、調理水は市上水道を使用している方が多いことが分かります。
図5 今後のWBCについて検査継続希望アンケート結果のグラフ
  1. 図5:検査継続に関する希望も強く、今後も継続的な検査を行う予定です。
図6 両親は内部被ばく検診を受診しているかについてのアンケート結果のグラフ
この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 健康づくり課 放射線健康係


〒979-2102
福島県南相馬市小高区小高字金谷前84(小高保健福祉センター)


直通電話:0244-44-2121
ファクス:0244-44-2123
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