市民の内部被ばく検診(令和4年10月1日から令和5年3月31日)結果
1.検査時期
令和4年10月1日~令和5年3月31日
2.受診者
南相馬市民1,852人
(内訳)大人(高校生以上)151人
子供(中学生以下)1,701人
3.検査機器
キャンベラ社製WBC(南相馬市立総合病院)を使用し、セシウム134および137に由来する放射線を測定しました。
機器の器械的測定検出限界は、約250Bq/body(体重)です。
4.検査結果の説明
今回の測定で放射性セシウムが検出された方は、成人および高校生相当で1人、子どもからの検出についてはゼロでした。
今回の検査期間で放射性セシウムが検出された1名の方は50代であったため、年齢別検出割合は70代が2.70%となりました。食生活の違い等が影響していると考えられます。
多くの方が年1回以上のWBCによる検査継続を引き続き希望されていることがわかりました。南相馬市では、今後もWBCでの検診業務を続けていきますので、ご自身の安心のためにも積極的に受診をお願いします。
結果の総括
今回は、令和4年10月から令和5年3月末までの検査結果に基づいた南相馬市民の内部被ばくのリスクについて、委員会見解をご報告いたします。
1.体内に放射性セシウムを取り込んでいる方の割合は、大人・子ども共に非常に低く、検出された方についても、その量は健康に影響を及ぼすものではありません。このことから、現在の南相馬市における飲料水や地場産食品等の摂取による内部被ばくのリスクは、非常に低く抑えられています。
2.これまでの検査結果から、通常の流通食品を食べる生活を続けていれば、内部被ばくは、十分に低く抑えられることが判明していますが、水道水や地場産品食品に不安を持つ方もいるため、今後も引き続き積極的な情報提供を行います。
3.南相馬市では、市民の健康を守るために、今後も内部被ばく検査をはじめとした事業を実施し、市民の内部被ばくを増やさないための活動を続けていきます。市民の皆様は、自分の健康を守るために積極的に受診してくださるようお願いします。
令和5年7月14日
南相馬市長 門馬和夫
南相馬市放射線健康対策委員会
委員長 京都大学名誉教授 渡邉正己
委員 公立大学法人福島県立医科大学放射線 坪倉正治
健康管理学講座主任教授
委員 量子科学技術研究開発機構放射線医学研究所運営企画室
運営企画室長 熊谷敦史
委員 東北大学名誉教授 馬場護
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健康福祉部 健康づくり課 放射線健康係
〒979-2102
福島県南相馬市小高区小高字金谷前84(小高保健福祉センター)直通電話:0244-44-2121
ファクス:0244-44-2123
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更新日:2024年08月20日