海外へ渡航される際の感染症予防について
海外では、我が国に常在しない感染症や、我が国よりも高い頻度で発生している感染症が報告されています。
海外滞在中にこれらの感染症への感染を防止するためには、その予防方法等の情報を知ることが重要です。
このため、厚生労働省では、ポスターやリーフレットを用いた海外で発生している感染症の予防に関する注意喚起を各検疫所で実施するとともに、ホームページやSNSを通して情報提供を行っております。
安全で快適な渡航のために、注意すべきことを確認しましょう。
海外旅行前に注意すること
渡航先の感染症の発生状況に関する最新情報や注意事項を確認しましょう。
予防接種歴を確認し、予防のために必要なワクチンがあれば接種しましょう。
詳しくは下記のリンクをご確認ください。
海外旅行中に気を付けたいこと
以下の感染経路によるものが代表的ですが、渡航先により注意が必要なことが異なりますので、十分確認しましょう。
食べ物
- 生水は飲まない。
- アイスクリーム、氷(ジュース、水割り)はさける。
- 生野菜、カットフルーツはさける。
- 魚介類、肉類は火の通ったものを食べる。
動物
- 犬、猫、鳥、野生動物には手を出さない。
- 万が一、滞在中に犬等に咬まれた場合には…
- すぐに傷口を石けんと水で洗いましょう。
- 現地医療機関を受診し、傷の手当と狂犬病のワクチン接種を受けましょう。
- 帰国時には検疫所(健康相談室)に申し出ましょう。
蚊・マダニ
- 皮膚の露出の少ない服装を着用する。素足でのサンダル履きを避ける。
- 防虫(虫よけ)スプレー、蚊取線香等を使用をする。
帰国後に注意すること(具合が悪くなったら…)
渡航先によっては、健康観察が必要になる場合があるため、検疫所に申告が必要になる場合があります。
空港島内のポスターなどをよくご覧になり、申し出が必要な場合は空港等を出る前に申告しましょう。
帰国後に体調を崩した場合は、早急に医療機関を受診し、渡航先や滞在時間、飲食や活動状況などを必ず伝えましょう。
なお、呼吸器症状(咳やくしゃみ)がある場合は、必ずマスクをしましょう。
特に注意してください
中東呼吸器症候群(MERS)の発生国である中東地域に渡航歴のある方で、中東諸国においてラクダとの接触や未殺菌乳を喫食した場合などMERSに感染するリスクのある行動をとった方は、各空港等に配置された検疫ブースで検疫官にお申し出ください。なお、帰国後2週間以内に体調を崩した場合、直接医療機関を受診せずに保健所へ連絡してください。
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更新日:2025年01月14日