クロバネキノコバエの発生について
クロバネキノコバエについて
クロバネキノコバエは、体長1ミリメートル~2ミリメートル程度のとても小さなハエで、網戸を通り抜けるほど小さく、気候等の条件がそろうと大量発生し家の中に侵入することがあるため、大変不快に感じる虫です。
刺す、噛むなどの人へ直接的な被害の報告はされておらず、害虫として指定されていませんが、人の肌にくっつくことや歩き回るなどから、「不快害虫」と呼ばれています。
特徴について
体長:1~2ミリメートル
体色:黒もしくは黒に近い褐色
羽:あり
寿命:4~10日前後(成虫)

生態について
- 幼虫は土壌中の腐植物を食べていると考えられており、水分を適度に含んだ腐葉土(畑、プランター、野山)などから発生するといわれていますが、特定はされていません。
- 一年中発生が見られますが、梅雨の時期に大量発生することがあります。
- 気温や湿度が上昇することにより、大量発生することがあります。
- 雨の翌日が晴れると多く発生する傾向があります。
- 朝方(夜明けから10時頃まで)に多く発生します。
- 水分を適度に含んだ腐葉土などがある場所(野山、畑、植木鉢等)に産卵し、幼虫、さなぎを経て、20日程度で成虫になるといわれています。
- クロバネキノコバエは発生のメカニズムなどで不明な点が多く、駆除することが難しい虫です。
- 梅雨があけるとともに発生が減少していく傾向にあるようです。
対策について
クロバネキノコバエは発生源が特定できていないため、発生を抑えることが難しい虫です。
場所を特定せぬまま周囲に大量の殺虫剤を撒くなどの行為は、人体や生活環境保全への影響が考えられるため控えてください。
発生が多い夜明けから10時の時間帯を中心に、屋内に侵入させない対策をとってください。
- 窓を閉め切り、ドアの開閉を最小限にする。(エアコン等を使用し、室温の上昇による熱中症には十分注意してください。)
- 換気扇の使用を控える。(換気扇の使用により室内の気圧が下がり、ドアや窓の隙間などから虫が吸い込まれることを防ぐ。)
- 網戸や窓枠に殺虫剤を塗布する。(網戸の外に蚊取り線香を焚くことでも一定の効果があると言われています。)
新たな発生を抑えることはできません。 - プランターや植木鉢などを屋内に持ち込まない。
- 侵入可能な隙間を、テープなどを利用して塞ぐ。
- 網戸の横から扇風機で風を送り、成虫が網戸に接近するのを防ぐ。
- 窓枠の目張りなど、隙間を無くすよう対策をする。
【お願い】その他、効果的な対策をご存じの方は、担当に情報提供をお願いします。
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更新日:2022年07月25日