水害時の衛生対策と消毒方法について

更新日:2023年09月11日

台風などにより家屋が浸水すると細菌やカビが繁殖しやすくなり、食中毒や感染症にかかる恐れがあるため、次の衛生対策をすることが大切です。

浸水被害時の衛生対策

清掃乾燥が最も重要です。

水が引いたら、不要なものや汚泥を片付け、浸水した場所を水で洗い流すか水拭きをして、よく乾かします。その後、必要に応じて消毒薬を使用します。

家の周辺や床下の浸水の場合

  1. 家の周囲や床下などにある水や汚泥をかき出し、不要なものは片付けます。
  2. 床下は、新聞紙や雑巾等で吸水し、風通しをよくして十分に乾燥させます。(扇風機などで強制的に換気することもよいです)
  3. 水で流せるところは、泥などの汚れをよく洗い流します。

屋外(床下や庭など)では消毒は原則不要です。

必要に応じて、消毒薬を使用する場合は取り扱いに注意して消毒してください。

消石灰の取り扱いに注意しましょう。

厚生労働省の指導により、浸水した家屋等の床下や庭などの防衛対策として、消石灰の配布や散布は、現在は行っておりません。

肌や目を痛めるため、使用には十分な注意が必要です。

消石灰は、水に溶けると強アルカリ性となるため、肌や目に触れると炎症を起こします。使用する場合には、目や皮膚につかないように、また、口に入らないよう十分注意してください。

床上浸水の場合

清掃と乾燥の後、消毒を行ってください。

  1. 水が引いた後、濡れた畳や家の中の不要なものを片付けます。
  2. 汚れた家具や床・壁などは、水道水でよく洗い流すか水拭きして乾燥させます。
  3. 食器類や調理器具などは、水洗いして汚れを洗い流し、消毒液や熱湯で消毒します。
  4. 冷蔵庫や食器棚などは、汚れをふき取った後、消毒液で消毒します。

 

消毒方法

消毒薬は、過剰に使用すると人の健康や環境へ影響を与えることがあります。使用は最小限としましょう。使用の際には、取り扱い説明書に従い、事故が起こらないよう注意してください。

消毒方法
  • 消毒薬を取り扱う際には、ゴム手袋などを使用するとともに、皮膚や目にかからないよう注意してください。また、皮膚についた場合、水と石鹸でよく洗い流し、目に入った場合は、水で15分以上洗い流し、医師の診察を受けてください。
  • 消毒薬をペットボトルへ移し替えないでください。誤って飲んでしまう事故につながることがありますので、必ず使い切ってください。また、他の消毒液や洗剤と混ぜないでください。
  • 消毒液の入っていたバケツやじょうろなどは、十分に水で流してください。

 

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 健康づくり課 健康支援係

〒975-0011
福島県南相馬市原町区小川町322-1(原町保健センター)

電話:0244-23-3680
ファクス:0244-23-4525
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