ポリファーマシーについて
ポリファーマシーとは
ポリファーマシーとは、複数を意味する「ポリ」、調剤を意味する「ファーマシー」を合わせた言葉で、多剤服用等と訳されます。これは単に服用する薬剤数が多いことではなく、多くの薬を服用することにより副作用や薬物有害事象(薬物を投与された患者に生じた好ましくない、あるいは意図しない徴候、症状、病気)を起こすことです。
何種類以上の薬を服用すればポリファーマシーとなるという定義はありませんが、薬が6種類以上になるとリスクが高くなると言われています。
ポリファーマシーの対策
処方される薬の数や量を減らせばいいというわけではありません。薬を処方する医師、調剤を行う薬剤師をはじめとした医療にかかわるそれぞれの専門家と情報を共有することが必要です。
- 気軽に相談ができる「かかりつけ医」と「かかりつけ薬局」を持ちましょう。
- 医療機関等に受診する際には、お薬手帳を持参しましょう。
- 処方の際は、使っている薬を全部伝えましょう。健康食品やサプリメントも伝えましょう。
- 薬を飲んでいて気になる症状(ふらつき、めまいなど)があった場合には、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。
お薬手帳について
「お薬手帳」は、あなたが使っているすべての薬を記録するための手帳です。
医師や薬剤師等がお薬手帳からあなたが使っている全ての薬を把握できるよう、病院や薬局ごとに分けずに1冊にまとめて、継続して記録するようにしましょう。
薬局では、薬剤師が手帳をみて、副作用や飲み合わせ、薬の量が適切かどうか等をチェックします。
また、市販薬を購入した際に、ご自身で記録しておくことをおすすめします。
関連リンク(厚生労働省ホームページ)
下記の厚生労働省のホームページに、ポリファーマシーに関心を持っていただくためのリーフレット「あなたのくすり いくつ飲んでますか?」が掲載されていますので、ぜひご覧ください。
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更新日:2021年10月14日