からだにやさしいお酒の飲み方

更新日:2025年02月19日

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お酒の飲み過ぎは健康に影響を及ぼします。適量を理解し、健康に配慮した飲酒を心がけてください。

(注意)20歳未満の飲酒、酒気帯び運転は法律で禁止されています。また、妊娠中・授乳中の飲酒、他人への飲酒の強要、不安や不眠を解消するための飲酒、病気療養中の飲酒や服薬後の飲酒などは避けてください。

お酒が健康に及ぼす影響

お酒を飲むと、アルコールは血液を通じて全身を巡り、全身の臓器に影響を与えます。飲み過ぎた場合には、脳萎縮、肝障害、がん、高血圧、高尿酸血症、動脈硬化、肥満、糖尿病などいろいろな病気が起こる可能性があります。

アルコールは寝付きを良くしますが、深い眠りを妨げ、眠りは浅くなるため、寝酒をすると睡眠の質が低下します。また、お酒の量が増えやすくなり、アルコール依存症のリスクが高くなります。

飲酒による影響には個人差があり、年齢、性別、体質などの違いによって、それぞれ受ける影響が異なります。

飲酒の影響を受けやすい要因

  • 高齢者は体内の水分量の減少などにより若い頃と同じ飲酒量でもアルコールの影響が強く現れ、転倒、骨折、筋肉の減少の危険性が高まります。
  • 20歳代の若年者は、脳の発達の途中であり、健康問題のリスクが高まる可能性があります。
  • 女性は、一般的に男性と比べて体内の水分量が少なく、分解できるアルコール量も少ないため、アルコールの影響を受けやすいことが知られています。
  • 体内の分解酵素の働きの強弱など、個人の体質の違いによりアルコールの影響は異なります。

節度ある適度な飲酒量

節度ある適度な飲酒量は、1日当たりの純アルコール量が男性20グラム以下女性や高齢者で10グラム以下です。

純アルコール量が男性40グラム以上、女性や高齢者20グラム以上の飲酒は、生活習慣病のリスクを高めます。

純アルコール量20グラムの目安

(注意)女性、高齢者の適量はこの半分

アルコール度数と量

純アルコール量の計算式

お酒の量(ミリリットル)×アルコール度数×0.8純アルコール量

例)ビール中瓶1本 500(ミリリットル)×0.05(5%)×0.820(グラム)

健康に配慮したお酒の飲み方

自分の飲酒状況などを把握する

医師などへ相談したり、AUDIT(問題のある飲酒をしている人を把握するために世界保健機関(WHO)が作成したスクリーニングテスト)などを参考にしたりして、自分の飲酒の飲み方や習慣を確認しておくことが重要です。

あらかじめ量を決めて飲酒をする

自分で飲む量を決めておくことで、飲み過ぎを避けることができると言われています。行事などで飲む場合も、何をどれくらい飲むかなどを自分で決めて飲むことが大切です。

飲酒前や飲酒中に食事をとる

血中のアルコール濃度を上がりにくくし、お酒に酔いにくくする効果があります。

飲酒の合間に水(又は炭酸水)を飲む

水などを混ぜてアルコール度数を低くする、少しずつ飲酒する、アルコールの入っていない飲み物を選ぶなど、アルコールをゆっくり分解・吸収できるようにすると、飲む量に占めるアルコールの量を減らす効果があります。

一週間のうち、飲酒をしない日を設ける

毎日飲酒を続けた場合、健康に害が出る可能性があると同時に、アルコール依存症の発症につながる可能性があります。一週間の純アルコール摂取量を減らすために、週に2日はお酒を飲まないようにするなど、定期的に飲酒をしないようにする配慮が必要です。

お酒に関する相談窓口

健康づくり課では、お酒に関してからだとこころの相談を行っています。

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この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 健康づくり課 健康推進係

〒975-0011
福島県南相馬市原町区小川町322-1(原町保健センター)

電話:0244-23-3680
ファクス:0244-23-4525
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