南相馬市こども・子育て応援条例を制定しました
背景と趣旨
震災以降、本市では、様々な支援により復興の歩みを進め、次の世代に、よりよいふるさとを引き継ぐための取り組みを進めてきました。しかし、若い世代の人口減少などにより、取り組みの成果を維持することが難しくなるおそれがあります。
このような中、夢や希望の実現に向かって努力するこどもたちの存在は、明日への活力と喜びにつながる地域の宝であり、未来を託す大切な存在です。
本市の長期推計によれば、今後、人口が大幅に減少することが見込まれ、地域社会、経済そしてこどもや家庭への影響が生じることも考えられます。復興の歩みが一定の形となり、未来への取り組みに着手できる体制が整いつつある今、この時点で、将来のこどもたちのために有効な策を講じ、先人たちが築き、受け継がれてきた歴史や伝統文化、地域コミュニティ、復興の歩みといった、今ある、当たり前のまちの風景を未来に継承していく必要があります。
そのためには、地域社会全体が、こどもをかけがえのない大切な存在であるとの思いを共有し、それぞれの立場で何ができるかを考え実践するなど、積極的に応援し支えていくことが必要となります。
また、地域の宝であるこどもたちが、日々笑顔で過ごすことができる社会の実現は、こどもや保護者だけの幸せにとどまらず、ともにこの地をふるさとにする市民の喜びにもつながります。
この地域が今後も魅力ある姿で継承され、「こどもたちの笑顔がかがやくまち」を実現するためには、全ての市民がともに力を合わせ、地域社会全体でこどもや子育てを応援していく必要があることから、本条例を制定し、こども・子育て応援に関する基本的理念、関係者の役割、基本的施策等を定めるものです。
条例パンフレット・PR動画
≪条例パンフレット≫
・南相馬市こども・子育て応援条例パンフレット(大人用)(PDFファイル:10MB)
・南相馬市こども・子育て応援条例パンフレット(こども用)(PDFファイル:5MB)
≪PR動画≫
こどもたちは地域の宝であること、こどもや子育て家庭を地域のみんなで応援していこうというメッセージを込めて作成した2分のプロモーションビデオです。
こどもたちは地域の宝であること、こどもや子育て家庭を地域のみんなで応援していくために、私たちが何をすればよいのかを分かりやすく作成した5分のプロモーションビデオです。
基本理念
この条例は、次に掲げる事項を基本理念として、地域社会全体で推進します。
役割
市や子育て家庭のみで目的の実現が困難であることから、市、保護者、市民、学校等、事業者などが担うべき役割を取り決めました。
基本的施策
こどもや子育てを応援するために、こどもが健やかに育つために必要な切れ目のない支援、保護者や子育て家庭への支援、相談体制の充実、こどもの社会参加などに取り組むことを定めました。
施策の推進
こどもや子育てに関する支援策を推進するため、計画の策定、財政上の措置、広報や啓発などの必要な措置を講ずることを定めました。
条例の制定まで
子ども・子育て審議会からの選任委員8名に加え、外部アドバイザー3名の計11名による(仮称)南相馬市子ども・子育て条例検討分科会において検討を重ねてきました。
それと同時に、市民との意見交換会や子育て世代へのアンケート調査、パブリックコメントなど、多くの市民の方から意見をいただき、こども・子育て応援条例(素案)を作成しました。
詳しい条例の検討経過についてはこちらからご覧ください。
◎南相馬市こども・子育て応援条例については、今後も市の事業などどあわせて発信していきます。
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こども未来部 こども家庭課 こども企画係
〒975-8686
福島県南相馬市原町区本町二丁目27(東庁舎1階)直通電話:0244-24-5229
ファクス:0244-24-5740
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更新日:2022年04月01日