時は流れる(平成28年4月1日)

早いもので暦の上では4番目の月を迎えました。4月は新しいスタートの月、新年度の始まりです。1月、4月と、私たちは一年のうちに二度も心機一転のスタートを切れるという訳です。少々間隔は短いですが・・・。
先人たちは、抵抗することなく、ただそこに横たわる時間を区切り、意味を与え、自分自身を納得させようとしてきました。時間と折り合いをつけることは、私たちが生きていく上で必要なことなのでしょう。そして今日も私たちは先人たちと私たち自身によって区切られた時の中に、そして積み重なった時の上に生きています。
南相馬市博物館は昨年8月に開館20年を迎えました。人間で言えば成人を迎えた訳ですから、今年からは新成人1年目のフレッシュな気持ちで頑張らなくてはいけませんね。二度目の門出とも言いましょうか。
博物館のエントランスホールは、季節の話題や、開催中の特別展・企画展に関するもの等を展示するスペースを設けています。現在は過去20年の間に開催された特別展・企画展のポスターを展示しています。スペースの関係もあり、全てのポスターを展示することは難しいのですが、こうして改めて並べてみると色んな展示があったんだなぁと思います。また、各展示担当者によってポスターの個性も様々です。実は展示の時のポスターは、各担当学芸員による自作デザインなんです。そんなところも今後の展示でご注目下さい。
エントランスホールのみのご見学は入館料がいりませんので、ご興味のある方はお気軽にご来館ください。なお、一部のポスターは博物館ホームページでも閲覧可能です。(ポスターの閲覧はこちらのページ)
(川崎 悠)



20年前の開館を知らせるポスター





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更新日:2024年04月01日