荒 至重

更新日:2024年04月01日

荒至重肖像写真

あら・むねしげ

生没年:文政9年(1826)~明治42年(1909)

和算家・技術者

宇多郡中村(現相馬市)で中村藩士の家に生まれる。

少年時代から和算(江戸時代に国内で独自に発展した数学)で頭角をあらわし、21歳で藩命により江戸の関流和算家に入門する。算術や天文の勉強を重ねたあと、その能力を報徳仕法に注ぐ。

北郷(現南相馬市鹿島区)の代官に任命され、優れた算術や測量技術で、実現困難とされていたため池や用水路などを数多く建設し、水不足を解消して藩の立て直しに大きく貢献する。関東でも報徳仕法の工事で活躍した。

廃藩後は平町長(現いわき市平)などを務め、没後鹿島の南右田(みなみみぎた)神社に祀られた。

代表著書に『量地(りょうち)三略(さんりゃく)』があり、全国の測量に役立てられた。

参考文献:『荒至重先生小伝』(荒至重先生小伝刊行会)

写真:南右田神社所蔵

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