大曲駒村

おおまがり・くそん
生没年:明治15年(1882)~昭和18年(1943)
江戸川柳・浮世絵研究家
本名、大曲省三。相馬郡小高町(現南相馬市小高区)に生まれる。
明治時代に、鈴木余生らとともに俳句グループ「渋茶会」、半谷絹村らとともに「浮舟会」を立ち上げ、旧小高町の俳句文化運動を開拓した。その後、東京で銀行に勤めながら俳句活動に力を注いで句集を数多く出版する。関東大震災最初のルポルタージュと言われている『東京灰燼記』も駒村の手によるものである。
駒村は浮世絵と江戸川柳の研究に力を入れ、多くの本を刊行した。中でも先人たちが挫折した画期的な川柳辞典『川柳辞彙』の発行事業を、資金の調達、編集、校正など一切を引き受けてやり遂げたことは特筆に値する。
参考文献:『おだかの人物』おだかの歴史 特別編1・人物編(南相馬市)
写真:埴谷・島尾記念文学資料館所蔵
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更新日:2024年04月01日