平田良衛

更新日:2024年04月01日

平田良衛肖像写真

ひらた・よしえ

生没年:明治34年(1901)~昭和51年(1976)

農村開発者

相馬郡金房村(現南相馬市小高区)に生まれる。

東京帝国大学文学部独文科を卒業後、プロレタリア科学農業問題研究会ドイツ語教師を務め、「日本資本主義発達史講座」の企画・編集を担当した。

共産党に入党し、1932年に治安維持法違反で逮捕され4年投獄される。出獄後、活動が制限される時代に、小高で論文を執筆しながら農村の生活を改善したいとの思いで『農村だより』を発行する。戦後は日本共産党福島地方委員会の初代責任者を務めた。

後半生は引揚者等救済のため、金房村の開拓事業に力を注ぐ。金房村開拓組合の入植十周年記念には、高村光太郎の詩「開拓十周年」の碑を建てた。

参考文献:『おだかの人物』おだかの歴史 特別編1・人物編(南相馬市),柴田哲雄「甦る平田良衛―南相馬市小高区に根差した抵抗者の軌跡―」(『愛知学院大学教養部紀要』 第64巻 第1号)

写真:埴谷・島尾記念文学資料館所蔵

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