ミニテーマコーナー
市博物館では、常設展示室の一部を利用し、ミニテーマコーナーを設けています。
ミニテーマコーナーは、定期的に展示替えをしています。
養蚕の道具展
養蚕とは、蚕の幼虫が孵化してから繭をつくるまで育てる仕事のことを指します。
蚕の幼虫が繭をつくるために吐く糸を紡ぐと、絹の原料である生糸になります。
明治時代、政府によって養蚕は推奨され、相馬地方でも多くの農家が養蚕を始めていきます。
南相馬市では昭和50年代初めころまで養蚕が盛んに行われていました。
ところで、明治時代から昭和50年代初めまで使われていた養蚕の道具を並べてみると、時代の流れに合わせてさまざまな改良が加えられてきたようすがうかがえます。
特に注目したいのは、蚕に繭を作らせるために使う「蔟」という道具です。
当初、蔟に蚕を移したり、蔟から繭を取り外したりする作業は重労働でした。
そのため、養蚕農家の負担軽減や作業効率化を目指し、改良や工夫が重ねられ、蔟や蔟製作用の器械の形は大きく変わっていきました。
養蚕を支えた道具とその技術発展のようすを、ぜひご覧ください。
展示資料
種紙と蛾輪、カルトン、蔟折機、回転蔟、毛羽取り器

展示期間
令和7年5月13日(火曜日)から8月11日(月曜日・祝日)まで
観覧料
ミニテーマコーナーの観覧には、観覧料が必要です。
料金は、観覧案内のページでご確認ください。
場所
南相馬市博物館 常設展示室
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更新日:2025年06月30日