令和4年度企画展「倉科光子植物画展 ツナミプランツ ―津波浸水域の植物たち―」
2011年3月11日に発生した東日本大震災の津波は、私たちの生活だけでなく、自然界にも大きな変化をもたらしました。発災直後から、それまで津波の浸水域ではみられなかった植物が、土壌の変化に順応して地中深くから目覚め、あちこちで芽吹き始めたのです。しかし、復興工事が進んだ現在、日々変わりゆく景観のために、目覚めた植物は再び眠りについています。
このように、津波をはじめ、繰り返される自然災害にたくみに適合し、生き残ってきた植物がいます。それは、遥かむかしから津波と植物たちによって続けられてきたある種の営みといえるでしょう。
東京都在住のアーティスト・倉科光子氏は、南相馬市をはじめ、震災後の東北地方沿岸域に通い、丹念な取材を重ねました。そして、津波浸水域に繁茂した植物たちを「ツナミプランツ」と名付け、描き続けてきました。
画家の目と手を通して描かれたツナミプランツから、植物が持つ生命と時間の流れを感じていただければ幸いです。
倉科光子植物画展「ツナミプランツ―津波浸水域の植物たち―」_ポスター (JPEG: 3.7MB)
倉科光子植物画展「ツナミプランツ―津波浸水域の植物たち―」_チラシ (PDFファイル: 292.0KB)
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開催期間
令和5年1月21日(土曜日)から3月12日(日曜日)まで
休館日
毎週月曜日
観覧料
一般:400円(350円) 高校生:200円(150円) 小・中学生:100円(80円)
(注意)観覧料には常設展観覧料を含む。()は20人以上の団体料金。その他、料金についての詳細は観覧案内をご覧ください。
関連イベント
令和5年2月12日(日曜日) ギャラリートーク(要申込)
その他イベント情報については「催し物」をご覧ください。
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更新日:2023年01月21日