令和7年度企画展「近代の戦争と南相馬」

明治維新によって近代という新しい時代を迎えてから約80年間、日本は、戊辰戦争、西南戦争という国内戦争を経て、さらに、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、日中戦争、第二次世界大戦(太平洋戦争)という対外戦争を経験しました。
その後、昭和20年(1945)8月のポツダム宣言の受諾、9月の降伏調印文書の調印によって日本は敗戦し、第二次世界大戦は終わりを迎えました。こうしてみると、明治維新以降、人びとの日常は戦争に翻弄されつづけてきたことがわかります。
令和7年(2025)は日本の敗戦から80年の節目にあたります。
本展では、当館収蔵資料を中心に、市内に残された戦争関連の資料を紹介します。展示をとおして、これらの戦争が当地域にどのような影響を及ぼしたのかを紹介し、戦争について考えるきっかけにしたいと思います。
開催期間
令和7年8月2日(土曜日)から11月3日(月曜日・祝日)まで
休館日
毎週月曜日
ただし、8月11日(月曜日・祝日)、9月15日(月曜日・祝日)、10月13日(月曜日・祝日)、11月3日(月曜日・祝日)は開館。
8月12日(火曜日)、9月16日(火曜日)、10月14日(火曜日)は閉館。
観覧料
個人料金
一般:400円 高校生:200円 小・中学生:100円
団体料金(20人以上)
一般:350円 高校生:150円 小・中学生:80円
(注意)観覧料には常設展観覧料を含みます。その他、料金についての詳細は観覧案内をご覧ください。
会期中の無料観覧日
- 8月16日(土曜日)、17日(日曜日) 「福島県民の日」
- 9月15日(月曜日・祝日) 「敬老の日」
- 11月3日(金曜日・祝日) 「文化の日」
関連イベント
記念講演会「空襲と私」(要申込)
昭和20年8月9日、10日の原町空襲の体験を中心に、当時、原町国民学校児童だった大槻明生氏から自身が体験した戦争についてお話をうかがいます。
日時:8月23日(土曜日)13時30分から14時30分
申込開始日:7月26日(土曜日)9時から
申込先:博物館 電話 0244-23-6421
定員:80人(先着順)
参加費:無料
場所:博物館 シアター
講師:大槻明生氏(太平洋戦争当時、原町国民学校児童)
展示解説会(申込不要)
展示を担当した学芸員が解説を行います。
日時
①9月 6日 (土曜日)13時30分から15時
②10月4日(土曜日)13時30分から15時
定員:80人
参加費:無料
場所:シアター、特別展示室
講師:森晃洋学芸員
その他イベント情報については「催し物」をご覧ください。
展示資料紹介

日清戦争従軍者の記念写真(個人蔵)
日露戦争従軍者の記念写真(当館蔵)

出征記念写真(当館蔵)
背景の建物は中村駅(現相馬駅)

戦争に供出された馬の出征記念写真(当館蔵)

国華隊隊員と女学生との集合写真(当館蔵)
昭和20年原町で特攻隊として編成された国華隊隊員と尾翼マーク(矢に桜)を描いた県立相馬高等女学校生徒たち

神州隊集合写真(当館蔵)
昭和20年原町飛行場で編成された特攻隊
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更新日:2025年07月07日