東日本大震災から現在までの経緯

更新日:2019年09月11日

市立総合病院附属小高診療所の前身である市立小高病院は、地域医療の確保と地域の皆さんの健康管理を目的として発足した医療機関でした。

平成23年3月11日に発生した東日本大震災で、当地域は震度6弱を観測、津波の浸水区域は小高区の総面積の約11%に及び、小高区内だけで死者146人、家屋の全壊347戸と甚大な被害を受け、当院施設も一部が損壊しました。

追い打ちを掛けるように、東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故により小高区全域が避難指示区域に指定され、平成23年3月13日には、68人すべての入院患者を避難指示区域外の市立総合病院に移動して診療を継続しましたが、小高病院施設は休院を余儀なくされました。

その後、平成24年4月の避難指示区域の見直しにより、当院立地の区域が「避難指示解除準備区域」となりましたが、小高区の避難指示解除の実現のためには生活インフラの整備が必須であり、とりわけ医療の確保は最重要課題のひとつでした。

このことから、南相馬市では、平成25年度に「南相馬市小高区地域医療復興計画」を策定し、当院の診療再開のため平成25年12月から平成26年3月にかけて施設の一部(リハビリテーション棟)を改修し、平成26年4月23日から外来診療を再開しました。

再開以来、週3日の診療、医師1人、看護師2人体制により、内科を中心とした初期診療を行ってきました。

平成27年7月からは週4日、さらに平成28年4月からは新しい医師を迎え週5日の診療を行っています。

さらに平成29年4月からは、在宅医療(訪問診療及びオンライン診療)の取り組みを開始しました。

平成31年3月には、「南相馬市立病院病床再編計画」を策定し、市立小高病院の99床のうち70床を市立総合病院に移管することとなりました。そして、市立小高病院は総合病院のサテライト診療所として、小高区内での診療を継続して行っていくこととなりました。

令和元年8月1日から、この計画に沿った形で市立小高病院を休止とする一方で「市立総合病院附属小高診療所」が診療を開始し、南相馬市小高区の地域医療を支えています。

この記事に関するお問い合わせ先

総合病院附属小高診療所 事務課

〒979-2121
福島県南相馬市小高区東町三丁目3番地の1

直通電話:0244-44-2025
ファクス:0244-44-6588
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