令和2年度企画展 「南相馬の震災10年」

平成23年(2011)3月11日、観測史上最大のマグニチュード9という東北地方太平洋沖地震、それにともなう大津波、その後起こった東京電力福島第一原子力発電所事故、いわゆる「東日本大震災」は、南相馬に甚大な被害をもたらし、市民生活を一変させました。
あの日から10年。少しずつ歩みを進めてきた南相馬ですが、震災の爪痕は現在に至るまで深く残っています。
何が起こり、人々は何を考え、どのように復興への道を探ってきたのか。この10年間を、震災遺産や当時の人々のことばとともにふり返ります。
令和2年度企画展「南相馬の震災10年」―チラシ (PDFファイル: 1010.8KB)
令和2年度企画展「南相馬の震災10年」―展示資料一覧 (PDFファイル: 412.6KB)
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感染の拡大状況によっては、予定を中止するなど変更する場合があります。
南相馬市博物館へご来館のお客様へ ー新型コロナウイルス等感染症の感染拡大防止に伴うお知らせー
開催期間
令和3年3月6日(土曜日)から5月5日(水曜日・祝日)まで
休館日
毎週月曜日
ただし、5月3日(月曜日・祝日)は開館。5月6日(木曜日)は閉館。
観覧料
一般:400円(350円) 高校生:200円(150円) 小・中学生:100円(80円)
(注意)観覧料には常設展観覧料を含む。()は20人以上の団体料金。その他、料金についての詳細は観覧案内をご覧ください。
会期中の無料観覧日
「こどもの日」 5月5日(水曜日・祝日)
展示構成

おらほの碑
本展示は、東日本大震災を後世に伝承するため平成24年(2012)に建立された「おらほの碑」(南相馬市鹿島区南柚木・八坂神社)の方言で記された碑文をもとに構成されています。
イントロダクション
震災の記憶をアートで伝える2人の作品を紹介

岡部昌生氏

片桐功敦氏
展示の様子

岡部昌生氏の作品

片桐功敦氏の作品
はじめに 南相馬市の震災概要
1「天地ひっくりげぇるぐれぇの揺れでな、ほのあとはぁ、海、こっちゃおっしょせて来で」
―地震・津波—

地震で倒壊した家屋(小高区)

津波による漁船の漂着(鹿島区)
写真提供:佐藤浩章氏
展示の様子

かしまの一本松(標本)

瓦礫から見つかった震災前の南右田地区の写真

壊れた案内標識・折れ曲がった道路標識

津波被災した小学校の卒業生に向けて残した黒板メッセージ
2「原発爆発しちまって、みんなはてんでに逃げるしかねがったど」
―原発事故と混乱—

避難所の様子
写真提供:大槻明生氏

かじられた牛舎の柱(小高区)
展示の様子

避難所で食べたおにぎり(レプリカ)

かじられた牛舎の柱(レプリカ)
3「だんだんとけぇっては来たげんちょも 今もくらしはてぇへんだげんちょも」
―震災後の生活―

想いのツリー(一部)
写真提供:相双ビューロー

自衛隊の支援への感謝
写真提供:田中章広氏
展示の様子

想いのツリー「どんな未来にしたいですか」

「ふるさと再生」のぼり・「ありがとうからはじめよう」のぼり
4「ちゃんと伝えねっかなんね」
―失ったもの・生まれたもの・伝えていきたいこと―

高校生による商品開発

菜の花畑で
写真提供:相双ビューロー
展示の様子

津波被災地の郷土料理や放射能汚染により地元食材を使用できない郷土料理(レプリカ)

臨時災害放送局 南相馬ひばりエフエムで使用していた案内板とリクエストボックス
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更新日:2021年03月20日