令和5年度原町高等学校開放講座の実施状況
令和5年度原町高等学校開放講座の実施状況についてお知らせします。
「和の絵の具に親しむ やさしい日本画講座」
原町高等学校の先生の指導により、絵のデッサンから貝殻や土が原料の「水干絵の具」、鉱物を砕いてできた粉末状の「岩絵の具」を使って色を作るなど、日本画の基礎から学ぶ講座を2回実施しました。
【令和5年9月2日(土曜日)】
第1回目は絵の具に触れる体験、背景の色塗り(たらし込み)、スケッチと下描き、自分で描いたデッサンを和紙に転写までを行いました。水干絵の具の作り方を先生が受講者へ実演を交え、彩色のコツなどわかりやすく説明していただきました。受講者は絵の具の作り方から始め、それぞれ作品に合う色を絵皿で作りながら、楽しく学んでいる様子でした。
数種類の絵の具を混ぜ合わせながら色を作り出す組み合わせを先生から教わる姿も見られました。

絵の具の説明をする様子。受講生も真剣に聞いています。

実際に絵の具を溶いてみました。「膠(にかわ)」を使って溶いていきます。

デッサンの様子

彩色のコツも先生が丁寧に教えてくださいます。
【令和5年9月16日(土曜日)】
第2回目は、墨汁で骨描きを行った後、彩色により作品を仕上げる内容で、ベースとなる絵の具を使用しながら、岩絵の具で重ねていきました。胡粉(貝から作られる白絵の具)や岩絵の具の特色を先生より説明を受け、受講者も作品の完成に向け絵の具の色合いや濃淡など考えながら色鮮やかに作品を仕上げていきました。

岩絵の具の塗り方を説明。岩絵の具は塗るというより「色をのせる」そうです。

胡粉の作り方も体験。白玉粉を練り上げるイメージで粉をまとめます。

岩絵の具を塗ってみました。(赤色が岩絵の具)

完成です(花びらの塗り方は先生にアドバイスいただきました)
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更新日:2023年09月28日