令和5年度南相馬市プロジェクト研究(第17回~第23回)
令和5年度南相馬市プロジェクト研究(第17回)
■日時:令和5年12月6日(水曜日)13:00~17:00
■場所:南相馬市民情報交流センター大会議室
令和5年度南相馬市プロジェクト研究の第17回は、10人の研究員が事業構想の第1次中間発表を行いました。10本の事業構想の仮題は、次のとおりです。
【縄文の風体験 ~浦尻貝塚で縄文の風を体験してみませんか?~】
【南相馬市の資産を活かした事業】
【耕作放棄地を活用した女性向け宿泊型ダイエット事業「ふぁっとファーム」~農作業とおして心も体も美しく】
【南相馬市の空き家を活用した事業構想】
【南相馬市版「マネーの虎」事業】
【夢叶う町 南相馬 事業構想】
【福島発!バンサウナリース・販売事業】
【みんなが笑顔の地域共育事業~子育ての強い味方に~】
【馬糞バイオマス発電構想】
【南相馬観光プロジェクト】
各事業構想については、ゲストコメンテーターの和田智行氏(株式会社小高ワーカーズベース)、但野謙介氏(一般社団法人パイオニズム)、原尻淳一氏(事業構想大学院大学)、常木南相馬市副市長から助言をいただきました。
全体的には、大きく設定した課題を足で検証してさらに分析すること、思考の壁打ちを来り返すこと、収支計画も早めに検討することなどのコメントをいただきました。
また、令和4年度南相馬プロジェクト研究の修了生も参加し、昨年の経験から、仮定をファクトにしていくこと、フィールドに出て話を聞くこと、事業構想が誰にでもイメージできるよう解像度を上げること等の助言と激励をいただきました。
令和5年度南相馬市プロジェクト研究(第18回)
■日時:令和5年12月20日(水曜日)13:00~17:00
■場所:南相馬市民情報交流センター大会議室
令和5年度南相馬市プロジェクト研究の第18回は、「事業構想計画のつくり方」をテーマに、前半は「思い」から事業を構想していく手法と型について、2018年度プロジェクト研究生の事業構想提案書から学びました。後半は、各研究員が第1次中間発表をした事業構想についての「思い」をさらに言語化して整理する作業をしました。
「思いの言語化」では、
①取り組みたいテーマについて
②なぜその課題に取り組みたいのか
③イケるって思うポイント
④スゲー不安って思うポイント
「思いを具現化させるための現状を整理する」では、
①誰が顧客なんだろう
②ターゲットにどんな価値を提供したいんだろう
③ターゲットをどのような状態にしたいか
④価値提供のために私が有するヒト・モノ・資金調達力
⑤価値提供に伴う課題は
⑥イケるって思うポイント
⑦スゲー不安って思うポイント
を掘り下げて明確になるよう検討しました。
3月の最終発表まで、各研究員は自身の事業構想について「折り返し鍛錬」のような作業が続きます。
令和5年度南相馬市プロジェクト研究(第19回)
■日時:令和6年1月10日(水曜日)13:00~17:00
■場所:事業構想大学院大学仙台校
令和5年度南相馬市プロジェクト研究の第19回は、公認会計士で事業構想大学院大学客員講師の結城秀彦氏を迎え、「事業構想のためのファイナンス~なぜ計数的な資金収支・ファイナンスを考える必要があるのか?」をテーマに、事業構想における「会計」と「資金調達」について、学びました。
後半は、「まちづくりと都市デザインについて」をテーマに、世界の都市計画の歴史や思想、パターンを概観するとともに、近年の日本における商店街や郊外での人が集まる場の事例を学びました。
「事業構想計画」は、①事業構想を具体化し、資金回収を確実にするためのツール、②資金調達のために「信用」を獲得するためのツールであること。そのために、経営資源(ヒト・モノ・トキ・シラセ)が見えていないと、経営資源を回すための資金を考えることができないという、事業構想計画の意味と資金収支の構造を学びました。
事業構想計画立案においては、「事業構想計画」は現金主義で考え、「事業計画」に落とし込む上で、発生主義ベースの計画に変換すること、採算を確保する「値決め」をすること等、考慮すべき点を学びました。
事業実行には、資金投下から資金回収までのプロセスに時間がかかるという、まさに「事業は固定費(初期投資を含む)回収の旅」であることを認識した研究会でした。
令和5年度南相馬市プロジェクト研究(第20回)
■日時:令和6年1月24(水曜日)13:00~17:00
■場所:南相馬市民情報交流センター大会議室
令和5年度南相馬市プロジェクト研究の第20回は、9人の研究員が事業構想の第2次中間発表を行いました。9本の事業構想計画書の仮題は、次のとおりです。
- 健康づくりプロジェクト事業
- 南相馬市の資産を活かした事業構想
- 南相馬観光プロジェクト
- 耕作放棄地を活用した女性向け宿泊型ダイエット事業「ふぁっとファーム」~農作業とおして心も体も美しく
- 南相馬市の空き家を活用した事業
- 夢叶う町 南相馬 事業構想
- 農業事業者とドローンパイロットのマッチングサイト Eagle Nest FUKUSHIMA
- みんなが笑顔の地域共育事業~子育ての強い味方に~
- 馬糞堆肥
今回は、昨年12月6日に行われた第1次中間発表からの進捗を中心に、報告が行われました。見直した点、新たに調査した点、進んでいない点など、現況を共有し、意見交換をしました。
改めて、事業主体、ターゲット、提供価値を深掘りし、コストとプライスを再検討すること等の助言をいただきました。
最終発表会まで2か月、各研究員の事業構想計画のプラッシュアップの追い込みが始まりました。
令和5年度南相馬市プロジェクト研究(第21回)
■日時:令和6年2月7(水曜日)13:00~17:00
■場所:南相馬市民情報交流センター大会議室
令和5年度南相馬市プロジェクト研究の第21回は、前回の第2次中間発表の内容について、事業構想の3要素TVP(ターゲット・提供価値・価格)を磨き上げることを講義とグループワークで学びました。
「事業構想の解像度を上げることは、TVPをより明確にさせること」をテーマに、各研究員が自身の事業構想計画について、特にターゲットと提供価値を重点的に再検討しました。これまでもターゲットの絞り込みは、幾度となく検討してきましたが、他の研究員の視点も借りながら、さらに詰める作業を行いました。
事業構想計画で提案している製品またはサービスについては、「誰が買うのか」「何を買うのか」「いつ買うのか」「どのようにして買うのか」というマーケットの枠組みでも捉え、事業構想の解像度を上げました。
令和5年度南相馬市プロジェクト研究(第22回)
■日時:令和6年2月21(水曜日)13:00~17:00
■場所:南相馬市民情報交流センター大会議室
令和5年度南相馬市プロジェクト研究の第22回は、株式会社ベンチャー広報の三上毅一さんを講師に迎え、「やってみようぜ!独人広報~独り広報の進め方~」をテーマに、自らの事業をどのように広報していくのかを講義と演習で学びました。
「独人(ひとり)広報」は、スタートアップ企業や中小企業等において、一人で広報活動をすることを指します。
広告のコストと人員をかけずに、効果的な広報活動を行うために、マスメディアへの訴求がポイントになること。広報の本質はマスコミとのコミュニケーションであり、プレスリリースはメディアに向けた「ラブレーター」のようなもの。5つのキーワードと心を打つワードを含むタイトルで伝えることが重要。など を学びました。
また、日頃から新聞・雑誌の媒体研究をすることが役にたつとのアドバイスもいただきました。
「簡」簡潔・簡明を心がける。
「明」明確な表現を心がける。
「短」一文を短く。「ですます調」で言い切る。
「薄」1情報は1~3枚に収める。
「情」情熱をもって書く。
後半は、各研究員の事業構想計画のプレスリリースのタイトルを作成する演習をしました。
令和5年度南相馬市プロジェクト研究(第23回)
■日時:令和6年3月6日(水曜日)13:00~17:00
■場所:南相馬市民情報交流センター大会議室
令和5年度南相馬市プロジェクト研究の第23回は、3月19日に行われる最終発表会に向けて、各研究員が自身の事業構想について最終報告を行いました。それに対して、担当教授の方から調整すべき点などの助言をいただきました。
最終発表会まで、さらに事業構想の精査が続きます。
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更新日:2024年05月07日