令和5年度南相馬市プロジェクト研究(第24回)最終発表会
令和5年度南相馬市プロジェクト研究最終発表会
■日時:令和6年3月19日(火曜日)13:00~17:00
■場所:南相馬市民情報交流センターマルチメディアホール
令和5年度南相馬市プロジェクト研究の第24回では、10人の研究員の事業構想の最終発表会が行われました。令和5年5月からスタートして11ヶ月間、座学やフィールドワーク、研究員間の議論を重ね、事業構想大学院大学の教員の助言を得ながら、事業構想に取組んだ成果の発表です。
会場には、ゲストコメンテーター、所属企業等の関係者と傍聴者を合わせて約70名にお集りいただきました。また、門馬市長、常木副市長も出席し、各研究員への感謝と事業構想への感想、今後の期待などを述べました。
最後に、10人の研究員に、事業構想大学院大学から修了証書が授与されました。
以下、各研究員の事業構想の概要を発表順で紹介します。
◇◇南相馬市役所 加藤 一恵
無関心層を振り向かせる 健康づくり事業構想
健康づくりの働きかけが届かない層(健康無関心層)の行動変容を促す事業を提案します。メタボ該当者の割合が全国ワースト4位の福島県の中でも、相双地域は特に改善が必要な状況が続いています。しかし、行政からの健康づくりの必要性を訴える呼びかけは、本当に改善が必要な層に届いていません。既存の資源を活用しつつ視点を変えることで、現状を打破し、市民が自ら健康づくりに取り組む土壌の醸成を目指します。
◇◇株式会社トラストバンク 岸上 忠弘
南相馬市の資産を活かした事業構想「SAMURAIライセンス事業」
南相馬市の資産である「野馬追」、昔の人は見れなくなった武士を見るのが楽しみだと知ってましたか?
今でも人気の野馬追ですが、見るだけでなく体験はできません。
国内だけでなく、海外でも人気のSAMURAIになることができるイベントで、南相馬の資産を活かしつつ起点として国内外のSAMURAIを増やし、日本の文化を継承、発展していきます。
◇◇飯舘村役場 佐藤 将樹
女性向け宿泊型ダイエット事業「いいふぁーむ」~農作業を通して心もからだも美しく~
飯舘村の魅力を発信し、関係人口・交流人口を増やすための事業として提案します。飯舘村の魅力をたくさんの方々に知ってもらい、「いいたてファン」を増やすことを目的としています。「いいたてファン」を増やすために、農作業×ダイエット×宿泊事業を実施し、心もからだも美しくなれる飯舘村として新たな賑わいの創出を目指します。
◇◇Septeni Ad Creative株式会社 志村 知優
南相馬市空き家の利活用について
南相馬市の空き家事情と、弊社が南相馬市で活動していく上での課題を解決すべく、ブランディングを兼ねたゲストハウス事業を提案。観光、移住検討、様々なターゲットに対して体験型の宿泊施設を提供し、人の往来を活性化させることで、南相馬市での雇用の創出、新しい価値の提供を目指します。
◇◇株式会社高良 高橋 良輔
夢叶う町南相馬事業構想
私たちが願いを込めて納める絵馬の原型は、生きた馬を奉納すること。すなわち、生きた馬を捕らえて神馬として奉納する野馬懸は、絵馬奉納の原風景と通じる行事です。現在も文化として絵馬を体現している南相馬が、絵馬のメッカとして、「夢叶う町」としてどう売り出すべきか、提案します。
◇◇日本国土開発株式会社 谷川 元治
シニア風住宅~浦尻貝塚で老後を華やかにしませんか?~
浦尻貝塚をエリアとし、老後を華やかにできる「テナント型」老人ホーム事業の提案。少子高齢化社会となる中で、老人ホームの需要が増加してきている。同時に、老人ホームの待機人員が増加してきていることから、高所得者にターゲットを絞り、老人ホーム事業を提案する。本事業により、民間投資の増加、雇用の創出等、南相馬市のプレサンス向上につながるものと考えられる。
◇◇株式会社Huber 橋 嶺佑
Eagle Nest:ドローンパイロットマッチングプラットフォーム
福島、ひいては日本において、農業の自動化推進は急務。ここ福島においては特に顕著である。本事業では、農業自動化におけるドローンの活用に関し、新しい文脈、かつ幼いマーケットであるが故の積算する課題を、根本的に解決する「ドローン パイロットと依頼者のマッチングプラットフォーム事業」を提案致します。
◇◇原町商工会議所 二上 詩音
みんなが笑顔の地域共育事業 ~子育ての強い味方に~
南相馬市は子育て世代に対して様々な素晴らしい支援を行っています。しかしながら、経済的支援等だけでは埋められない部分はたくさんあります。そういった子育て世代の悩みを拾い、地域と協力しながら解決していきたい。
そこで商店街を巻き込んだ地域共育事業を提供し、「子育て世代が住みたいまち」から「子育てしやすいまち」への第一歩につなげます。
◇◇東日本高速道路株式会社 古市 幸大
相馬野馬追応援 馬糞堆肥プロジェクト
南相馬市内の馬主の方々は近年、物価高等の影響により大きな打撃を受けております。
そこで馬主の危機、ひいては相馬野馬追の危機を救うべく、市内の馬糞から堆肥を生産し販売します。堆肥販売により得られた利益を馬主に還元することで、相馬野馬追の支援を目指します。
◇◇南相馬市役所 郡山 健志
南相馬国際観光プロジェクト
南相馬市には相馬野馬追を始めとして、たくさんの魅力的な観光資源があります。しかし、その魅力がまだまだ多くの人に伝わっていません。そこで、国内にとどまらず世界に南相馬のファンを増やす観光ツアーを提案します。たくさんのインバウンドに来てもらうことで、グローバルで賑わいのある南相馬市を目指します。

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更新日:2024年05月07日