感染症情報

更新日:2024年01月05日

海外へ渡航されるみなさまへ

海外では、日本と気候や衛生状態がかなり異なり、日本ではまれな感染症が流行している場合があります。

安全で快適な渡航のために、注意すべきことを確認しましょう。

海外旅行前に注意すること

現地の感染症情報入手に心がけましょう。

予防接種歴を確認し、予防のために必要なワクチンがあれば接種しましょう。

海外旅行中に気を付けたいこと

以下の感染経路によるものが代表的ですが、渡航先により注意が必要なことが異なりますので、十分確認しましょう。

食べ物

  • 生水は飲まない。
  • アイスクリーム、氷(ジュース、水割り)はさける。
  • 生野菜、カットフルーツはさける。
  • 魚介類、肉類は火の通ったものを食べる。

動物

  • 犬、猫、鳥、野生動物には手を出さない。
  • 万が一、滞在中に犬等にかまれた場合にはすぐに傷口を石けんと水で洗い、現地医療機関を受診し、傷の手当と狂犬病のワクチン接種を受け、帰国時には検疫所(健康相談室)に申し出ましょう。

蚊・マダニ

  • 皮膚の露出の少ない服装を着用する。素足でのサンダル履きを避ける。
  • 防虫(虫よけ)スプレー、蚊取り線香等を使用する。

帰国後に注意すること(具合が悪くなったら)

渡航先によっては、健康観察が必要になる場合があるため、検疫所に申告が必要になる場合があります。

空港島内のポスターなどをよくご覧になり、申し出が必要な場合は空港等を出る前に申告しましょう。

帰国後に体調を崩した場合は、早急に医療機関を受診し、渡航先や滞在期間、飲食や活動状況などを必ず伝えましょう。

なお、呼吸器症状(咳やくしゃみ)がある場合は、必ずマスクをしましょう。

特に注意してください

  • 中東呼吸器症候群(MERS)の発生国である中東地域に渡航歴のある方で、中東諸国において楽だとの接触や未殺菌乳を喫食した場合などMERSに感染するリスクのある行動をとった方は、各空港等に配置された検疫ブースで検疫官にお申し出ください。なお、帰国後2週間以内に体調を崩した場合、直接医療機関を受診せずに保健所へ連絡してください。

例年7~10月は蚊が多く発生しますので、蚊媒介感染症の対策にご協力ください

蚊の中にはジカウィルス感染症やデング熱を媒介するヒトスジシマカなど、感染症を媒介する恐れがあるものもいます。

 これらの感染症を予防するには、なるべく身近で蚊を発生させないことです。そのためには蚊が卵を産み付ける場所を作らないようにし、成虫が潜みやすい下草を刈るなどして、蚊を近づけないようにしましょう。 蚊の幼虫はこんな場所を好みますので対策にご協力ください!!

(1)植木鉢の受け皿

  • こまめに洗ったり、水を捨てたりしましょう。

(2)お墓の花入れ

  • 中に雨水などがたまらないようにしましょう。
  • 古くなった花はこまめに捨てましょう。

(3)古タイヤ

  • 中に雨水などがたまらないようにしましょう。

(4)空き缶・ペットボトルなど

  • 飲み残しや容器を洗った際の水は切ってから捨てましょう。

そのほかの感染症にも気をつけましょう

RSウイルスの感染による呼吸器の感染症で、発熱、鼻汁などの軽い風邪のような症状から重い肺炎まで症状は様々です。RSウイルスの初回感染時には、より重症化しやすいと言われています。

アデノウイルスの感染により、発熱、のどの痛み、結膜炎といった症状をきたす感染症で、飛沫・接触感染が主な感染経路です。

A群溶血性レンサ球菌による感染症で、突然の発熱、咽頭痛、全身倦怠感によって発症します。通常、発熱は3~5日で下がり、主症状は1週間以内に消失する予後良好の疾患といわれています。飛沫・接触感染により感染が広がるため、一般的な感染予防対策(手洗いや手指消毒、有症時のマスク着用など)の実施をお勧めします。

主にコクサッキーウイルスA6、A16、エンテロウイルス71などの感染による感染症で、子供を中心に主に夏に流行します。感染してから3~5日後に、口の中、手のひら、足底や足背などに水疱性発疹が出ます。発熱は約3分の1に見られ、高熱が続くことは通常ありませんが、まれに髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの中枢神経系の合併症のほか、心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺など、様々な症状が出ることがあります。

発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴として急性のウイルス性咽頭炎で、乳幼児を中心に夏季に流行する夏かぜの代表的疾患です。

ヒトパルボウイルスB19による感染症で、10日~20日の潜伏期間のあと、頬、手足に発疹が症状としてあらわれます。

ムンプスウイルスによる感染症で、2~3週間の潜伏期間を経て唾液腺の腫脹・圧痛、嚥下痛、発熱を主症状として発症します。

肺炎マイコプラズマによる呼吸器感染症で、小児や若い人の肺炎の原因として比較的多いものの1つです。飛沫・接触感染により感染が広がり、発熱や全身倦怠感(だるさ)、頭痛、痰を伴わない咳などの症状がみられます。

麻疹ウイルスによる感染症で、10日~12日の潜伏期間を経て発熱、倦怠感、発疹等があらわれる。

感染症を予防するには

(1)飛沫対策としての咳エチケット

 感染症の多くは咳やくしゃみによる飛沫感染だと考えられています。咳やくしゃみが出るときはできるだけマスクをつけましょう。

  • マスクを選ぶときは、顔のサイズに合うものや皮膚に合うものを選びましょう!
  • 使用したマスクやティッシュペーパーは必ずごみ箱に捨てましょう!

(2)外出後の手洗い・うがい

 外出後や食事の前に手洗いとうがいをしましょう。手を洗うときは、流水と石鹸で十分に手を洗いましょう。

  • 手洗いの前に爪は切っておきましょう!
  • 時計や指輪などは外しましょう!

(注意)万が一、MERSなどの感染症が疑われる症状が出た際は、すみやかに医療機関を受診しましょう。

マスクを備蓄しましょう!

 例えば、インフルエンザにかかってしまった場合の咳エチケット用に7~10枚のマスクと健康な時の外出用に16枚のマスクが必要になり、合計20枚~25枚のマスクが必要になります。

 もし、4人家族の場合、だいたい100枚のマスクが必要です!

相双地域の感染症流行状況

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 健康づくり課 健康支援係


〒975-0011
福島県南相馬市原町区小川町322-1(原町保健センター)


電話:0244-23-3680
ファクス:0244-23-4525
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