市長への手紙「除染用仮置き場の設置について」

更新日:2018年12月25日

(男性)

 除染に伴う廃棄物の「仮置き場の設置」を早急に図って下さい。
 私は8月上旬、9月1日から開始予定の南相馬市での除染作業員に応募、楽しみにしていましたが、延期となりました。会社の担当者の話では「応募者の中には、仕事を辞めて応募した人もいる」そうで、待機となってしまった応募者は、全体でかなりの数に上ると思われます。
 9月4日のニュースによると、南相馬市は「仮置き場の設置が地元の反対で難航しているため、除染計画の期間を9ヶ月延長する」とのことですが、延長が南相馬市の利益につながるとは考えられません。
 9月11日付の読売新聞によると『被災者「戻りたい」減る。復興や除染の遅れ指摘』とあります。また、9月19日付毎日新聞によると、『緊急時避難準備区域が解除され9月末で1年たつが、避難した人の86%が戻っていない。除染の遅れに加え、病院や商店の再開が進まず生活基盤が整わないのが主な理由』とのことです。
 この病院や商店の再開が進まないのも、瓦礫の除去や除染が進まず、避難民の不安を和らげることができないからではないでしょうか?
 一年半も悪戦苦闘を続けている専門家の市長は、十分承知のことでしょうが、敢えて言わせていただくと、早期復興を願うなら、先ず現在直面している問題、「仮置き場」と「中間処理施設の設置場所」の早期解決を図るべきではないでしょうか?この解決が遅れれば遅れるほど「元の住民の故郷離れ」「南相馬市の過疎化」は加速すると思われます。
 話を元に戻し、個人としての願いを言わせて頂くと、除染作業員としての仕事を早く始めさせてください。「始めさせてください」とお願いするのは、十分な仮置き場が設置されない限り私の仕事は始まらないと分かったからです。仕事さえ始めることができれば、私も、晴れ晴れとした生活を送ることもできるのです。

市の回答

 市民の放射性物資からの影響に対する不安を解消し、市民のみなさまが今後も安心して住み続けられる環境を取り戻すために、除染は速やかに実施すべきものと捉えております。
 また、除染に伴って発生する除去土壌等の仮置き場の設置については、最優先課題として、継続して市民の皆さまと協議させていただき、早期設置に向けて努力していく考えです。
 このことから、仮置き場に対する安全性などについて、丁寧に説明を繰り返すことで仮置き場の設置に努めて参りますので、ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。

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