市長への手紙「関東方面単身赴任者への補助について」
(男性)
私は現在、千葉県に単身赴任しておりますが、震災以降、福島第一原発周辺の交通が遮断された為、以下のいずれかの方法で帰省しています。
- 新幹線で東京 福島駅→バスで相馬駅→常磐線で鹿島駅
- 常磐道で三郷 いわきジャンクション→磐越道で小野インターチェンジ→国道349号線で川俣町→県道で南相馬市
いずれにしても、震災以前からは、時間と費用の負担が大きくなっており、東京電力に対しては、費用増分の請求をしましたが、認められませんでしたので、今後は帰省の回数を減らさざるを得ない状況です。
私以外にも同じ様な境遇の方はいらっしゃると思うので、是非、市による補助のご検討をお願いします。
市の回答
東日本大震災から交通事情が回復せずご迷惑をおかけしております。
さて、お手紙にありました赴任地からの帰省費用についてですが、原子力発電所事故の影響で、JR常磐線、常磐自動車道、国道6号が不通になっていることから、赴任地との移動時間や費用の増加は避けられないものと考えます。
市は、原子力災害の影響による損害について、東京電力で賠償すべきものと考えており、市からの補助はありません。
市からも東京電力に確認をさせていただきましたが、原子力賠償紛争審査会から出された基準では補償の対象にはならないとのことでした。
東京電力の賠償内容に納得できない場合など、個別相談窓口として、
等がありますので、ホームページ等の内容を確認され、お問い合わせいただければと思います。
市として今後も、国、東京電力に対し、原子力発電所事故がなければ生じることのなかったすべての損害について賠償を求めるとともに、生活環境全般における復旧状況を適切に把握し、適時見直しを行うよう要望しておりますので、ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
- この記事に関するお問い合わせ先
- このページに関するアンケート
-
より良いウェブサイトにするために、このページのご感想をお聞かせください。
更新日:2018年12月25日