市長への手紙「農地除染完了時期について(1)」

更新日:2018年12月25日

(男性)

 農地除染課では少なくとも何らかの根拠や試算があることによって、今まで完了時期を設定しておられると思いますが、その根拠や試算とは一体どのようなものなのかお伺いします。
 私が思い浮かぶのは、「農地除染を実施していない農地は○月○日時点でx(ヘクタール)あり、清水建設の1日の作業できる農地面積はy(ヘクタール)なので、残りx/y(日数)あれば完了できる。また1ヶ月の作業日数は雨天日数を考慮して……」というような試算です。果たして農地除染課(もしくは清水建設)でこのような試算をしているのか、もしくは他に高度な試算をしているのかはわかりませんが、試算結果等を拝見したい所存であります。このたびは「今年中」の完了を設定したと伺っておりますので、「今年中」に完了できる見込みの試算をお願いいたします。
 なぜこのようなことをと申し上げますと、○月まで完了といっても、その根拠が示されていないことに対する不信感があるからです。さらに申し上げますと、作付意向調査票より、今年の夏時点で農地除染実施率は54%となっておりましたが、農地除染を開始したのは、去年の夏ごろ片倉地区からと記憶しておりますので、およそ1年で54%実施したということかと思います。であるならば、単純計算では残り半分の完了時期はおよそ1年後と考えてしまうのが素人の私の意見であります。本当に「今年中」に完了するのか、根拠を持って示していただきたいのです。

市の回答

 農地除染に係る完了時期設定の根拠につきまして、当初の完了時期である平成27年3月末については、翌年度の作付けに向けて、平成26年8月1日現在、農地面積4,823ヘクタールに対して、1日あたりの平均作業員数320人、1日あたりの作業面積48ヘクタール、稼働率50%と見込み、作業員を確保し進める予定でおりました。
 しかし、除染作業員の確保に時間を要したこと及び雨や雪等の影響により稼働率が低かったため、実績は798ヘクタール、1日あたりの平均作業員数116人、1日あたりの作業面積13.2ヘクタール、稼働率30%となり、大幅な遅れが生じました。
 その後、平成27年夏の完了を目標に平成27年4月1日現在、未完了農地面積4,025ヘクタールに対して、1日あたりの平均作業員数456人、1日あたりの作業面積68.4ヘクタール、稼働率50%と見込みましたが、作業員の確保ができなかったこと及び5月以降、地元復興組合の作業員が減少したことにより、実績は2,137ヘクタール、1日あたりの平均作業員数356人、1日あたりの作業面積42.3ヘクタール、稼働率40%となり、除染の進捗が目標を下回る結果となりました。
 今年中の完了を目標とした設定については、平成27年9月1日現在、未完了農地面積1,888ヘクタールに対して、1日あたりの平均作業員数720人、1日あたりの作業面積36ヘクタール、稼働率55%による進捗を見込みましたが、8月中旬から9月下旬にかけての長雨の影響により除染作業の進捗が遅れたことから、削り取り作業の農地、除草のみの農地及び反転耕又は深耕作業により営農に支障をきたす石礫が出た場合の破砕作業を行う農地については、年内を越えて年度内となる見込みとなりました。
 平成27年11月5日現在、耕作放棄等の不同意等を除く未完了農地面積1,167ヘクタールに対して、1日あたりの平均作業員数900人、1日あたりの作業面積31.2ヘクタール、稼働率60%による進捗を見込んでおります。

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