市長への手紙「小高区におけるふくしま県GAP(FGAP)認証制度等の認証取得について」

更新日:2018年12月25日

(男性)

 今、小高区飯崎地区では、圃場整備事業が着手され、また片草地区では事業認可に向けて、諸活動を行っています。私、両地区に水田を有しているのですが、担い手の作業委託には、規模拡大が必要と充分認識しつつも、農業用水源大柿ダム底土に何ら対策示されない限り、圃場整備は無意味と思い同意しておりません。
 そうした矢先、GAP取得へ向けての県GAP、県支援システム、JA会津よつばの「認証取得推進本部」立上げの報道を目にしました。
 2020年東京オリンピック選手団食材提供には必須との事で、またこれからも農産物産地間競争に勝ち抜くために、全国の意欲ある農家、JAは取得を目指すことでしょう。
 さて、我が小高区の水田でコメ作りを目指す生産者は、近い将来「放射性物質対策強化の県GAP」或いは「国内版認証JGAP」認証取得可能なのでしょうか?アイリスオーヤマ関連会社が、小高区東部の生産者と9ヘクタールの米栽培契約との報道を先に目にしましたが、当該地の水源は周辺ため池と思われます。

市の回答

 はじめに小高区の米生産農家がFGAP(県GAP)及びJGAPの認証を取得可能かとのご質問についてですが、いずれのGAPについても、取り組むべき各基本項目に関する基準への適合等が認められれば、認証を受けることができます。
 JGAPについては、食品安全、環境保全、労働安全及び工程全般に関して、基本項目毎に管理点及びその適合基準が設けられ、日本GAP協会認定の審査機関による審査を経て、日本GAP協会から認証を受けることができます。
 また、FGAP(県GAP)については、JGAPと同様の基本項目となりますが、基本項目毎の管理点がJGAPよりも簡易であるほか、JGAPにはない放射性物質対策に関する規定があり、県の委託を受けた現地審査員による審査結果等を踏まえ、県が設置する認証委員会が認証の可否を判断することになります。
 次に、飯崎・片草地区の基盤整備事業及び一部稲作を再開した上浦地区に関するご質問についてですが、飯崎・片草地区及び上浦地区では、大柿ダムの水を用水として利用しているため、ダムの底質に溜まる放射性物質についての不安をお持ちかと存じます。
 環境省では、大柿ダムの除染について、「河川、ダム等の底質は水の遮蔽効果により生活圏の放射線量率への影響が少ないことから、放射性物質汚染対処特措法に規定された“除染”の対象にならない」としております。
 また、農林水産省では、当該施設から供給する水を常時監視し、降雨時に放射性セシウムの濃度が基準値を超える場合には供給を停止するシステムを取り付け、用水の安全確保に努めております。

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