市長への手紙「小高区西部グランドの工場建設について」
市長への手紙
小高区西部グランドの工場建設についてお聞きします。
近くに住んでいる人達に説明会がまだですが、行政区長さん達だけの話で建設が決まってしまったのでしょうか?
もしも話が進んでいるなら住民蔑ろです。コカコーラの様な世界的大手が来て下さるのはとても嬉しく有り難く思います。小高の事を考えて下さり涙が出ます。が何故西部グランドなのでしょうか?先人方が血と汗流し整地してくれた金房小学校と西部グランドはこれからの未来を背負ってくれる子ども、年配の方々の運動場としては残せないのでしょうか?
災害避難所も兼ねて是非是非もう一度考えて頂きたいのです。同級生も私の父、息子もかなりショックの様です。私は具合悪くなりました。故郷をどうかお守り下さい。
よろしくお願い致します。金房小、西部グランドも含めて大切な場所なのです。
回答
旧金房小学校の利活用については、校舎が昭和54年、体育館が昭和44年の建築であり、現在の耐震基準を満たしていないため、施設の安全性が担保できないことや修繕及び耐震補強に多大な費用が見込まれることから、公共施設としての再利用は困難であると判断したところです。
これを踏まえ、市では、高速道路や主要幹線道路へのアクセス性に優れており、隣接する小高西部グラウンドを含めると広大な一団の土地として利用できる当該用地について、住民帰還の進まない小高区における雇用の創出や産業振興を図る産業集積地として活用できないかと考えたところです。
その後、当該用地の利活用について、意見を広く求めるため、小高区西部地区行政区長会との意見交換会を実施したところ、旧金房小学校及び西部グラウンドを一体的に産業集積地として活用することについて一定のご理解が得られたところです。
そうした中で、今般、本市に進出を検討する企業から当該小学校グラウンド及び西部グラウンドにおける事業活動についての要望があったことから、市としては、当初、7月11日に地元住民の皆様との意見交換会等を開催し内容についてご説明する予定としておりました。
しかしながら、7月上旬に市内で新型コロナウイルス感染症の感染が広がり、地域の方から説明会開催についてご心配の声をいただいたことを受け、感染拡大防止の観点から、説明資料の配布を以って開催にかえさせていただいたところです。
なお、具体的な工場等の建設については、現在、企業により検討されていると承知しております。
地域のグラウンドについては、代替地も含めて今後検討してまいります。また、小高区においては、新型コロナウイルス感染症対策として十分なスペースが確保できる小高中学校体育館を避難所として指定しており、災害時には迅速に開設してまいります。
市としましては、小高区において若者や子育て世代の帰還を促進し、復興を進めていくためには、企業誘致を通じて区内に働く場所を確保することが極めて重要であり、ひいては住民の皆様の故郷を守ることに繋がるものと考えております。
何卒、ご理解ご協力を賜りますようお願いいたします。
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更新日:2022年04月13日