市長への手紙「万葉歌碑の設置について」

更新日:2020年12月16日

市長への手紙

万葉集を読んでいたら、貴市の旧鹿島町の真野地区付近を読んだ「陸奥の真野の草原遠けども面影にして見ゆとふものを(笠女郎)」(みちのくのまぬのかやはらとほけどもおもかげにしてみゆとふものを)という歌に出会いました。万葉集で、東北地方の特定の地域を読んだ歌は数少なく、町おこしの一環として、鹿島駅前にこの記念碑を設置しては如何でしょうか。駅前の風景が少しは和らぐのではと思いメールいたしました。既に、これらの碑が建立されているのであれば、これ以上申し上げることは有りません。何か町おこしの一助になればと思いメール致しました。

ご存知とは思いますが、万葉集「陸奥の真野の・・・・」については、斎藤茂吉の「万葉秀歌(岩波新書)」でも、「佳作」として取り上げ、解説しています。

回答

ご意見のとおり、「陸奥の真野の草原遠けども面影にして見ゆといふものを」につきましては、本市鹿島区にある真野地域を詠ったものと言われております。
そのため合併前の旧鹿島町時代には「万葉の里」として、まちおこしを行っていた経過もあります。
また、ご要望のございました歌碑については、鹿島駅から少々離れてはおりますが、鹿島区の桜平山(さくらだやま)公園内に歌碑を建立しております。
さらに歌碑の近くには、万葉集にちなんだ植物を集めた「みちのく真野万葉植物園」がございます。
特に昨年、年号が「令和」になった際に、万葉集にちなんでいるということから、機運が盛り上がり、市民団体を中心に万葉植物園を再びきれいにしていこうという活動も行われております。
別添で、写真と地図をお付けしますので、こちらにお越しの際にはぜひご覧いただければと思います。
ご提案のとおり、市としましても、この句について地域の貴重な文化資源として、様々な形で利活用して参りたいと思います。
 

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