市長への手紙「公務災害の検証と職員の危機管理能力について」

更新日:2020年12月16日

市長への手紙

台風19号の襲来に備えた業務後、深夜の帰宅途中に死亡した南相馬市職員の大内涼平さん(25)への指示が適切だったかなどを検証の件について。
南相馬市には大学や短大等の高等学問を学ぶ教育機関がなかったことが致命的だと考えます。
短大卒の私でさえ、「ヒヤリはっと事例」「危機管理意識」の勉学を学んできました。
例えば、災害に遭遇した際に「最悪の事態を想定し、未然に事故を防ぐ」という学問です。
この場合、たとえ次の日仕事があったとしても、現場に待機させるのが最善の策でした。
同日、福島県の別の職場では同じように、社員休憩室を解放し、非常用ブランケットを社員に配布し、職場待機を命じた事例があります。
人を指示する立場の人は、危機管理能力、公共の利益を考えて指導するよう、これからの南相馬市役所に望みます。

回答

昨年の令和元年東日本台風時に発生した職員の公務死亡事案につきまして、去る6月に「南相馬市職員の公務死亡事案に関する調査委員会」から報告書が提出されております。この報告書を踏まえ、現在 、本市では 「災害時職員行動マニュアル」の改訂を進めております。
マニュアルの改訂においては、災害対応に従事した職員の帰宅について、帰宅経路等の安全が十分に確認されていない場合には、 職員を庁舎内で休憩させ、帰宅経路等の安全が確認されてから帰宅させるような行動基準の設定を検討しております。
また、管理職を対象とした災害時の行動に関する研修会を開催し、災害対応業務における職員の安全管理の徹底を図る予定としております。
災害対応にあたっては、ご指摘の通り、 危機管理意識の醸成が必要不可欠であります。市といたしましては 研修会などを通じて危機管理意識を醸成し、災害に強いまちづくりに取り組んでまいりますので、本市防災行政に対する更なるご支援とご協力をお願いいたします。
 

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