市長への手紙「PCR検査の無料受検について」

更新日:2020年12月16日

市長への手紙

 古殿町や平田村では、帰省学生にpcr検査を無料で受けられるようにしたそうです。安心して帰って来られます。
南相馬市では何か対策を考えているのでしょうか。また自己責任とはいえ、東京方面にどうしても行かなければならないことがあって帰って来てもコロナにかかっているのか不安の毎日だと思います。そういう市民のために、一個人では簡単に受けられない検査を受けられるようにしてほしいと思います。
市民のためによろしくお願いします。

回答

PCR検査の無料受検に関するご質問をいただいたことについて、回答いたします。

まず、南相馬市における検査体制についてご説明します。
南相馬市では他の地域に先駆け、4月14日(火曜日)から総合病院敷地内に「発熱等トリアージ外来」を設置しました。相馬郡医師会(南相馬支部)のご協力を得て実施しているものです。発熱等トリアージ外来では、発熱や味覚・嗅覚障害等の症状がある方、新型コロナかなと心配な方を対象に診察を実施しております。
この外来では医師が症状や行動歴等を確認し、必要と判断した場合にはPCR検査を実施しています。多い日で10名程度の方が診察に訪れていますが、実際に検査が必要と判断される方は少ないのが実状です。現状においては、PCR検査待ち、医師が必要とした検査が実施できない等の状況は発生しておりません。十分な検査体制が確保できているものと考えています。
なお、現在、発熱等トリアージ外来は平日のみの診察(予約制)としていますが、全国的に感染が拡大していることを踏まえ、連休中の診察について、相馬郡医師会(南相馬支部)と協議を行っているところです。
さて、ご質問いただきましたとおり、いつでも誰でも無料で検査が受けられる体制を構築することはPCR検査に対する一つの考え方であると認識しています。
現時点においては、検査を実施するための人員確保、費用負担、偽陰性の問題、検査結果陰性が非感染の証明にはならないといった課題から、市民を広く対象としたPCR検査の無料受検は困難だと考えていますが、今後、新型コロナウイルスの流行が長期化する中においては、例えば感染リスクが高い方、重症化リスクが高い高齢者との接触機会が多い方、人と接する機会が多い方、海外等との往来が頻繁な方、災害の際に応援に入っていただく方など、優先順位をつけた上で検査対象を広げる検討も重要だと考えています。
市では県、医師会等との連携の下、適切な検査体制の構築に向け取り組みを進めてまいります。

 

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