市長への手紙「職場のおしゃれ・身だしなみ(意見と要望)」

更新日:2020年12月16日

市長への手紙

(課題)
●貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
職場では、おしゃれを制限される事が多い。多くの職場で、男性の茶髪(ヘアカラー)は「不真面目な印象」「人事評価に響く」などを理由にハードルが高いと感じます。
一方の女性はハードルが低く、身だしなみにシビアな政治家や教師でも染めている人を見かける。おしゃれ・身だしなみの寛大さには“男女格差”が存在するのではないだろうか?

(意見)
●男女共同参画社会は『ジェンダー平等な社会』です。
「お茶くみは女性の役割だ」「寿退社は女性の幸せだ」と押し付けないでと言われるようになったが、「女性だからおしゃれすべきだ」もおかしいと思います。<固定的な性別役割分担意識>
また、“おしゃれ”は自分のために行い、他人のために行う“身だしなみ”とは異なるが、「混同している人」が多い。おしゃれは相手も共感するとは限らず、例えばタトゥーや腰パンを嫌悪する人は多い。
かつて茶髪は社会人の身だしなみとしてNGでした。今でも就活では茶髪を黒髪に戻す男女は多く、茶髪に「マイナスの印象を抱く人」もいると思います。
職場では『TPOに合った身だしなみ』が重要です。

(要望)
●おしゃれや身だしなみに明らかな“男女格差”を設けている職場はなく、「人々の意識」にあるのではないかと思います。
人は自覚なしに偏った見方をする事があり、<無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)>というそうです。「女性のおしゃれを制限するのはかわいそう」「男性はビシッとすべき」と考える人は多くないだろうか?
男女共同参画の推進や啓発、職員研修の際には『職場のおしゃれ・身だしなみ』にも注目してほしい。特に行政、教育、医療、福祉、客商売などに携わる人は、「官民を問わず」よく考えてほしいのです。
難しいお願いではございますが、ご納得いただければ嬉しいです。

この意見は特定の職員への身だしなみのクレームではなく、広く社会全体について改善すべきだと思った「課題」について述べたものです。

回答

このたび、ご意見をいただきました「職場のおしゃれ・身だしなみ」に関しましては、接遇研修などを通じ、職員に対する意識啓発を積極的に行っております。

職場での身だしなみは、「清潔感を保っていること」、「相手に不快感を与えないこと」、「職場との調和が図られていること」などを基本としております。

引き続き、職員に対しては、社会人として、また、地方公務員として、職場に相応しい身だしなみに努めるよう指導してまいります。

この記事に関するお問い合わせ先

総務部 秘書課 広報広聴係


〒975-8686
福島県南相馬市原町区本町二丁目27(本庁舎3階)


直通電話:0244-24-5216
ファクス:0244-23-7425
お問い合わせメールフォーム